鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4008回】 小成功病

2021年12月20日 | 住宅コンサルタントとして

家内に次男のInstagramのアカウントを教えてもらって、

定期的にチェックをしてニヤニヤしている、

周囲から見たら、相当気持ち悪いであろう鬼山です。

 

スペインでの生活、おそらくメチャ楽しんでいるようで、

まあ無事で帰ってきてくれたら、と夫婦で願っています。

 

さて、私はまだ若かりし頃、

弊社のクライアント様の社長に、

上甲晃さんの本を薦めていただきました。

 

上甲さんの著書の中で、

個人的に最も印象に残っているのが、

「小成功病」というもの。

 

吉本興業の芸人さんを例にされていたと思いますが、

吉本の芸人さんは、皆さんご存じの通り、

売れていなければ、収入は雀の涙程度。

 

当然、バイトして生活費を稼ぎながら、

お笑いを極めようと皆さん、努力している訳です。

 

仕事をいただけることに感謝し、

スタッフさん、裏方さんにも頭を下げて、

日々、いただける仕事を一所懸命こなす日々。

 

そして努力が実って、ちょっと売れてきて、

仕事が安定して入ってくるようになった。

 

そして年収が上がってきた段階で、

芸人は2パターンに分かれるそうなのですね。

 

1つは、これまでのスタンスを変えず、

スタッフさんや裏方さんに感謝し、

仕事をいただけることに感謝する芸人さん。

 

もう1つは、態度が横柄になるタイプ。

 

それまで電車で移動していたのを

タクシーでなければダメ、

新幹線はグリーン車を取らなければ、

マネージャーに文句を言う。

 

どこに行くにもサングラスをかけるようになり、

スタッフさん、裏方さんへの態度も偉そうになるタイプ。

 

そして後者のタイプは、間違いなく伸び悩み、

中途半端なレベルで売れるのが止まり、

あとは沈むのみなのだそうです。

 

これ、経営でも全く同じだと思いませんか?

 

ちょっと業績が良くなってくると、

すぐに良い車を買い、勘違い発言が多くなり、

自分の能力で成功したと思い込むタイプ。

 

自分ひとりで仕事なんて回らないのに、

他部署の方や支えてくれている方への

感謝の気持ちが無い。

 

そういう経営者や営業マンは、

間違いなく小成功病にかかっています。

 

上甲晃さんの本を読んで勉強しましょう。

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