家内に次男のInstagramのアカウントを教えてもらって、
定期的にチェックをしてニヤニヤしている、
周囲から見たら、相当気持ち悪いであろう鬼山です。
スペインでの生活、おそらくメチャ楽しんでいるようで、
まあ無事で帰ってきてくれたら、と夫婦で願っています。
さて、私はまだ若かりし頃、
弊社のクライアント様の社長に、
上甲晃さんの本を薦めていただきました。
上甲さんの著書の中で、
個人的に最も印象に残っているのが、
「小成功病」というもの。
吉本興業の芸人さんを例にされていたと思いますが、
吉本の芸人さんは、皆さんご存じの通り、
売れていなければ、収入は雀の涙程度。
当然、バイトして生活費を稼ぎながら、
お笑いを極めようと皆さん、努力している訳です。
仕事をいただけることに感謝し、
スタッフさん、裏方さんにも頭を下げて、
日々、いただける仕事を一所懸命こなす日々。
そして努力が実って、ちょっと売れてきて、
仕事が安定して入ってくるようになった。
そして年収が上がってきた段階で、
芸人は2パターンに分かれるそうなのですね。
1つは、これまでのスタンスを変えず、
スタッフさんや裏方さんに感謝し、
仕事をいただけることに感謝する芸人さん。
もう1つは、態度が横柄になるタイプ。
それまで電車で移動していたのを
タクシーでなければダメ、
新幹線はグリーン車を取らなければ、
マネージャーに文句を言う。
どこに行くにもサングラスをかけるようになり、
スタッフさん、裏方さんへの態度も偉そうになるタイプ。
そして後者のタイプは、間違いなく伸び悩み、
中途半端なレベルで売れるのが止まり、
あとは沈むのみなのだそうです。
これ、経営でも全く同じだと思いませんか?
ちょっと業績が良くなってくると、
すぐに良い車を買い、勘違い発言が多くなり、
自分の能力で成功したと思い込むタイプ。
自分ひとりで仕事なんて回らないのに、
他部署の方や支えてくれている方への
感謝の気持ちが無い。
そういう経営者や営業マンは、
間違いなく小成功病にかかっています。
上甲晃さんの本を読んで勉強しましょう。