鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3561回】 クローズド・コミュニティ

2020年09月29日 | 住宅コンサルタントとして

ホリエモンさんの「HORIE ONE」という番組に、

ジャパネットの代表である高田旭人さんが出演されていました。

 

高田旭人さんの本は、

弊社のクライアント様にかなり強くお勧めさせていただき、

皆様、お読みになったでしょうから、割愛します。

 

この番組の中で、高田さんは

ジャパネットが今、まさにやっていることを

詳細に語ってくれているのですが、

もう本当に頭がキレキレの方だな、と感じ、

改めて好きになりました。

 

この番組を見て、高田さんのお話を聞いた限りでは、

ジャパネットが目指していることは、

自社のファンである人たちのコミュニティをつくること、

そしてその方たちにエンタメを提供しながら、

楽しく暮らしていただき、

その上で自社でショッピングを継続していただくことだと

個人的に感じました。

 

コミュニティをつくるためのクルーズ旅行だったのか、

とこの動画を見て腑に落ちましたし、

信用を積み重ねる取り組みをコツコツと継続されているよな、

と強く感じました。

 

高田昭さんも天才ですが、息子さんも天才です。

 

これからの時代、企業はファンをつくっていかなくてはなりません。

 

アイドルや芸能人でなくとも、ファンづくりが必要なのです。

 

そしてファン同士、OB様同士が交流を持てるような、

ある程度閉じられたコミュニティ(クローズド・コミュニティ)を

つくることができ、更にそのコミュニティを維持できるだけの

魅力あるコンテンツを提供できる会社やお店が、

最終的に生き残るでしょう。

 

情報が溢れ、選択肢が増えれば増えるほど、

人間は選ぶのが苦痛になっていくのです。

 

逆に選択肢が少ない時ほど、

より多くの中から選びたくなったりしますが・・・。

 

すなわち、商品にお客様がつくのではなく、

企業やお店の人の部分にお客様がついてくる。

 

そしてあのお店のイベントに行くと間違いなく楽しいし、

自分たちと波長が合う人たちが居て、友達ができる、

なんてことが最も価値を感じるイベントに感じるのです。

 

クローズド・コミュニティをつくった会社が勝つ。

 

現代はそういう時代なのです。

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