鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3545回】 過去を捨てよ

2020年09月13日 | 住宅コンサルタントとして

久しぶりに京都に出ました。

 

海外の観光客らしき人はいませんが、

地元の人や国内から来ている人たちで、

それなりに街の中は賑わっていました。

 

予約していたレストランは、ランチで満席で、

非常に賑わっておりました。

 

ミシュランの星を取られているお店で、

味も接客も抜群なのです。

 

来られているお客様の大半はリピーターで、

非常に良い雰囲気の中、食事をさせていただきました。

 

その後、市内を散策しておりましたが、

観光客向けのお店はガラガラでした。

 

更に、高島屋などの百貨店の服売り場も

壊滅的なくらい、人がいませんでした。

 

D2Cというビジネスモデルと比較して

これまでの店頭販売だとコストがかかりすぎる。

 

だから普段着に関しては、

D2Cで購入することが当たり前になるでしょう。

 

必需品であれば、

コスパ重視になる人が多いですから、

当然ながら店頭販売だと厳しい訳です。

 

その一方で、イタリアのこだわりのブランドを

直輸入しているセレクトショップは、お客様が結構いました。

 

必需品ではなく、嗜好品だと、

コスパ重視ではなく、

ストーリー重視、店員さん重視になるのでしょう。

 

ビフォーコロナとアフターコロナで、完全に世の中も、

そしてお客様の行動パターンや価値観も変わりました。

 

ファンづくりをやってこなかったお店は壊滅大変です。

 

中途半端なコスパで、

必需品や単なるモノ売りをしてきた会社やお店が、

壊滅的なダメージを受けています。

 

過去の成功事例は、いったん忘れた方が良いでしょう。

 

今、お客様が求めていることで、

自社でできることは何なのか?

 

ここを追求していかなくてはなりませんね。

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