鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3560回】 情報の価値は下がる中、何でライバルに勝つべきか?

2020年09月28日 | 住宅コンサルタントとして

昔、価値があった情報やノウハウが、

今や、猛烈に価値が下がっています。

 

例えばラーメン屋になろうと考えている人は、

ラーメン店で修業しなくても、

ラーメンの麺やスープの作り方を一から教えてくれる学校もありますし、

何ならYouTubeに動画もUPされています。

 

魚のさばき方や鮨屋の仕込みもYouTubeにUPされていますから、

昔であれば修業が必要であった職業でも、

以前とは比較にならないくらい短期間で開業できたりします。

 

これは住宅会社でも同じで、

商品、マーケティング、営業などのノウハウは巷に溢れているので、

年々価値が下がっていっています。

 

商品で差別化、マーケティングで差別化、

営業でライバルと差別化が難しくなるということです。

 

ここを住宅会社の経営者、営業マンは理解しておかなくてはなりません。

 

これまでのように「我が社と他社の違いは・・・」と比較をしたり、

他社の欠点をあぶり出すような営業スタイルは通用しなくなるのです。

 

では何で差別化すべきか?

 

結論から言うと、スタッフ一人一人からあふれ出る人間性というか、

会社全体から出ている雰囲気というか、

そういう感覚的な部分で差をつけていかなくてはならないのです。

 

弊社のクライアント様の大半は、今年絶好調なのですが、

その要因は、各社さんがもともと人間性が高く、

本当に素晴らしい社員教育をされているから、

ということに尽きます。

 

私、何も貢献しておりません(笑)!

 

お客様のため、働く仲間のため、

地域社会のために楽しく働いている会社さんに

なぜかお客様は吸い寄せられるのです。

 

こんなに感じの良い人たちが働いている会社なら、

家づくりも真剣に取り組んでくれるだろうし、

引き渡し後もしっかりと親身に対応してくれるだろう、

という風にお客様が理解する時代になったのです。

 

人間力でライバルに圧倒的に差がつく時代になっているのです。

 

皆さんの会社は、人間力でライバルに

圧倒的に差をつけることができているでしょうか?

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