津市河芸町の海岸地帯。水路脇のヤブガラシで吸蜜するヤマトアシナガバチを見つけた。接写しても逃げようともしない。威嚇性、攻撃性もアシナガバチの中で最も弱いようだ。地域による体色変化があるという。
中型のハチ。体長はオスで16ミリ前後。セグロアシナガバチよりも小型。
草木の茎や細い枝に巣を造り、巣の育房のキャップは黄~黄緑色をしているという。
かつては普通種であったが、全国的に数は減ってきており、栃木県では絶滅危惧I類(Aランク)、埼玉県では絶滅危惧IB類、群馬県では絶滅危惧I類、茨城県では危急種に指定されている。
2008.8.21
スズメバチ科 Polistes japonicus de Saussure
後腿節の上面は黒色。触角のつけ根は黒くない。
胸に黄褐色の2本の縦筋がある。
黒色の中胸背板に1~2対の黄色く明瞭な縦帯状の斑紋を持つ。
腹部第1節黒帯の中央が後方に伸びない。
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