ヤガ科 ヨトウガ亜科のハマオモトヨトウ Brithys crini crini (Fabricius, 1775)
庭のインドハマユウをハマオモトヨトウ幼虫が食べている。2年振りのことである。
ハマオモトヨトウ成虫の出現月は4-10月。
幼虫の食餌植物はヒガンバナ科のインドハマユウ、ハマオモト(ハマユウ)、ヒガンバナ、タマスダレ、アマリリス。私は水仙の球根にも幼虫が集まるのを目撃している。
『(続)故郷の動物』によると、「最近では津市や名古屋市などで、ヒガンバナ科の栽培種であるタマスダレでも見つかっており、分布域が拡大したかのような現象が認められる。しかしこれについては、発見者である三重大学の山下善平名誉教授は、秋世代成虫の毎年の北進のくり返しによるもので、越冬の可能性からみると現在ではまだ分布の拡大(定着)には成功していないのではないかと推定されており、これからの動態を見守る必要のあることを指摘されている。分布域拡大へ向かっての過渡期といえよう。」と記されている。1990年の記事である。
千葉県、神奈川県、兵庫県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定されている。
2009.11.13
2009.11.13 ハマオモトヨトウ幼虫
2007.9.4 インドハマユウの葉に潜り込むハマオモトヨトウ幼虫
2007.10.6 ハマオモトヨトウの成虫♀と卵
2007.10.6 ハマオモトヨトウの卵
2005.8.24 我が家の玄関に飛来したハマオモトヨトウ成虫とマルハキバガ科Gen.sp
追記
2009.11.20 水仙の球根にもぐりこむハマオモトヨトウ幼虫
2009.11.22 スベリヒユ科のハゼランを食べているのを見つけた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます