カミキリムシ科のヒラヤマコブハナカミキリEnoploderes bicolor
鈴鹿山脈の菰野町地内.複数の山で私はヒラヤマコブハナカミキリを見つけているが,なかなか見つけにくい種のようである.多くの県でレッドデータ種に選ばれている.三重県では山地性の甲虫はあまりレッド種には選ばれていないが,それは山地の環境が海浜に比べて安定しているためだということらしい.
2005年に発行された三重県レッドデータブック,すでに7年が経過する.2015年には改訂版を出そうという約束があるらしい.ぼちぼち見直し作業が始まろうとしている.
原色日本甲虫図鑑Ⅳによると,ヒラヤマコブハナカミキリは「11-12.5mm.4~5月に温帯樹林帯の林間をとぶが非常に少ない.典型的な不連続分布を示し,早春のわずかな期間出現するにすぎない.本州・四国・九州.」
写真は2012.4.30