マルウンカ科のカタビロクサビウンカ Issus harimensis Matsumura
菰野町の尾上神社.薄暗い境内のそれも夕方だから,よく判らないまま玉垣に止まった生き物らしいものにカメラを向けた.ウンカぽいなとは感じた.捕まえようとしたら跳ねて下に落ちた.薄暗い中,再発見はできなかった.
調べると,カタビロクサビウンカと判った.
島根県では,「前翅の膨出部には白帯がある。詳しい生態・分布はあきらかでないが、発生期は6月初旬らしい。アカマツやネズなどの針葉樹につく希種とされ」るなどとして,準絶滅危惧種に選定している.
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,「体長(翅端まで)7~8㎜.体はやや扁平.前翅は幅広く,後方にやや狭まり,後翅を有し,その後縁に切れこみがない.本種は本州と四国の山地で獲られるが個体数は多くない.」
2012.6.17