ヤガ科シタバガ亜科ナカグロクチバ 開張は40数ミリ
田中川干潟の南端。
オオギョウギシバが生えている辺りやケカモノハシが生えている辺りで、毎年、この蛾と出会っている。きっと、この辺りに棲みついているのだろう。数は少ないが、大きいので目立つ。一度見つければ、逃げられてもすぐに見つけられる。ナカグロクチバは葉裏に隠れるようなことはしない、この大きな体を隠してくれるような大きな葉が周辺には無いのだ。
幼虫はトウダイグサ科のコミカンソウやエノキグサ、タデ科の植物などを食べる。この干潟周辺にはコミカンソウもエノキグサもないから、タデ科のヒメスイバやアキノミチヤナギあたりを食べているのではと思っている。
成虫の姿が見られるのも10月まで。
2007.9.19