たまてばこ新聞

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レコーダー録画鑑賞「火ノ丸相撲」。

2019年04月10日 09時34分41秒 | TVアニメ鑑賞記録
 スポーツものの王道路線を安定して走り続けた2クールでした。宇田監督(この作品では総監督)らしい、温かみのある目線、大人達が子ども達の成長を後押しするという本来の社会における人同士の関わりのあり方を描く作風はいつ観ても安心感を覚えます。

 ただ、相撲という競技の特性上、良い意味でも反対の意味でも裸満載の絵面は目のやり場に困ることが多々ありました(汗)。そして格闘技なので、基本1対1、きわめて短い時間の中で勝敗が決まることもあり、間をもたせる為にモノローグと回想まみれになってしまうのがちょっと(大汗)。そこはどうにもならないし、スポーツものって大にしてプレイ中に回想シーン挿入がマストになってますからね…(じゃないとただの実況)。

 大太刀高校相撲部の即席団体チームの結束が徐々に固まっていく過程は本当に丁寧でした。全国大会までのチームだからこその各キャラの迷いの無さは美しかった。火ノ丸と他高校の強豪は即プロ転向、即大相撲なのがまたキレイにアニメ版をまとめられて良かったです。

 相撲部屋の親方衆が皆豪華声優陣なのもセリフに重みが出ていました。郷田ほづみさんや和彦さん、厳しくも温かい師匠方でした。

 ヒロインの二人も立ち位置がいい塩梅、礼奈の心境の変化が特に良かったです。可愛いツンデレっぷりを小松未可子さんがばっちり演じてくれました。原作だと火ノ丸とラブラブになるっぽいですね~それはいい!(爆)

 ストーリーが王道だった分、意外性はほぼ無く、いわゆるストーリーのおもしろさを求める人には物足りなかったかもしれません。出来れば深夜でなく日曜朝に家族で観られるようにして欲しかったです。お子様に観て欲しいなぁ。
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