たまてばこ新聞

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「屍者の帝国」観てきました。

2015年10月04日 23時29分58秒 | 劇場版アニメ鑑賞記録
 ここさけとどちら観ようか悩んで、結局こちらになりました。ここさけなら別の市の映画館で後々上映しそうだし東京でもまだ観られるかもと思ったのと、逆に屍者は地方ではめったに観られないマイナータイトルでしかも2週間で終了する危険があったからです。

 そして何よりジャンル的にダークSFファンタジーのほうが好きというのが決定打になりました(爆)。ダンナはたぶん違うと思いますが…ごめん(大汗)

 キャラデザと主題歌がギルクラゆかりの方々というのも大きかったです。

 そんな期待を持ちつつ観たのですが、終わってみればストーリーがあるようで無かった…(汗)。結局何がしたいのか最後までわからなかったです。主人公のワトソンも旅の途中でどんどん考え変わるし、最後生きながら屍者になるラストは理解に苦しみました。あ、でも死んだわけではないのか…うーん。

 それぞれのキャラがしたいことをして勝手に破滅していくようにしか見えない展開、舞台も次々変わりますし(世界一周)、とにかくストーリーを追いかけるだけでいっぱいいっぱいになっていたんですね。

 辛口気味の感想になってしまいましたが、映像はとにかく美麗!19世紀の各国の風景や風俗がとても丁寧に描写されていました。そこに独特のの科学技術(?)がプラスされて出来た不思議な空間。タイプライターがまさかのPCになっていておもしろかったです。

 19世紀の偉人の名前がキャラクターについているのも凝っていましたね。まさかのラストシーン、ホームズ…!ホームズは実在の人ではありませんけど(汗)。ダンナは洋ドラでホームズものをいくつか観ているので、ラストシーンに考えるところが色々あった様子。自分も観終わった瞬間はポカーンでしたが(爆)、時間が経つと様々なシーンが浮かんできて、屍者の存在について考えを巡らせてみたり。死んだ人を生き返らせることは、果たして生き返って欲しいと思う人の為になるのかどうか…難しいですね。

 ワトソン役の細谷君はとにかく良かったです!声を張り過ぎない自然な演技で映像から浮き上がらない感じが特に。そしてバーナビー役の大典君が洋画でいつも聴いている感じのタフガイキャラのヴォイスでカッコ良かった~♪ハダリー役の花澤香菜さんもフライデー役の村瀬君もどちらもすごく難しいキャラでしたが、とても合っていたと思います。

 映画館には自分らも含め10人もお客さんがおらず、この先の興行がとても不安ですが、きっと首都圏はそうでないと信じています…(汗)。そして、次回作のハーモニー、不安もあるけれどそれでも楽しみ!
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