たまてばこ新聞

アニメ&特撮オタ歴50年、まだ×2現役やってます!FF7リメイク絶賛プレイ中♪

ほぼリアルタイム鑑賞「銀河へキックオフ!!」。

2013年03月19日 10時13分22秒 | TVアニメ鑑賞記録
 そういえば去年の今頃、5話まで先行放送あったはず。わくてかしながら観ていたのがついこの間のようです。

 中の人目当て、はっきり言ってしまえば慎之介君目当て(爆)で観始めたアニメでしたが、作品自体がとても良質、実に丁寧に作られていたので毎回楽しく、また次回がとても待ち遠しかったです。BSでの放送が7時から6時半になっても必死でごはん終わらせてTV観ていましたからね(うわ)

 解散してしまったチームを一から作り上げ、日本一にまで成長させるというパターンはスポーツものの王道ストーリー。でもそこに強引な手法はなくあくまでも自然な流れで話が進むところに好感が持てました。

 中でも、三つ子の悪魔とまで言われた3人兄弟、虎太、竜持、凰壮の成長がストーリー展開に重要なポイントを占めていた気がします。

 試合中のケガで退場せざるをえなかった虎太の「このチームで勝ちたい」という思い。それまで自分のゴールにしか興味がなかった彼の大きな変化でした。

 アマリージョのエース、景浦との激しいマッチアップでボロボロになりながらも「楽しい」と不敵な笑顔を見せた凰壮。才能がある故に今まで心から熱くなることがなかった彼にも大きな分岐点がありました。

 そして、最後まで挫折を知らずに終わるのかと思わせた竜持がクライマックスで見せた初めての大きな動揺。計算だけでは推し量れないプロの気迫に押しつぶされそうになった彼を支えたのが、虎太と凰壮(勿論チームメイトもですよ)。最終回へきてのこの流れに思わず鳥肌の立つ思いでした。ここまで計算してのドラマ作りには脱帽です。

 彼らのCVを女性声優さんではなく、男性声優さんにしたのは大正解だったと思います。狙ってる部分も大きいですが、このドラマを面白く見せてくれたのは間違いなくこのキャスティングだからです。視聴者層も子ども含めたファミリーだけではなく、自分みたいな声オタも集めましたしね(爆)。キャラソンCDもたくさん出していただけて(しかも価格リーズナブル☆)、本当に有難かった!

 慎之介君の竜持はひたすら上から目線でオウンゴール狙うようなひねくれた子(ひどい言い方)。でも銀河一になること、理想のフォーメーションを作ることには純粋でまっすぐな思いを傾けていたと思います。大人っぽい物言いの中、時たま見せる子供らしい表情が萌えでしたね~♪三つ子の中で一番しゃべるのも竜持だったので慎之介君好きにはたまらなかったです!

 勿論忘れてならないのが、元気いっぱいキャプテンの翔、スピードスター関西弁ガールのエリカ、、華麗に大変身した玲華、クールというより恥ずかしがりやの青砥、癒し系の多義、そして元Jリーガーの名コーチ花島、プレデターのメンバー。特に花島の、選手の個性を生かす、そして必要以上に指示しない自主性を重んじた指導はなかなか今の日本では出来る人が少ない、でも理想のコーチ像ですね。

 限られたセル枚数で動くところ動かさないところを上手く使い分け、サッカーの面白さをルール知らない人にも分かりやすく伝える意味でもこのアニメはとても良かったと思います。ブラインドサッカーのことも初めて知ることが出来たのもこの作品。アニメの後のJリーガーに挑戦!コーナーも毎回チビッ子の奮闘ぶりが楽しかったですよ~。

 ツッコミどころも多少ありましたが(玲華の上達ぶり異常、多義のコンプレックス克服早過ぎ、世界大会あっさりし過ぎなどなど)、まっすぐに前を見据えた、観終わった後にさわやかな印象を残してくれる良いアニメだったと思います。スタッフの皆さんどうもありがとうございました!
コメント