フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

言葉と声

2017-02-10 23:57:46 | Weblog
今日は「ひまわりネットワーク」というケーブルテレビの歌謡曲番組の収録でした。テレビと普段のラジオとの決定的な違いは、テレビは姿と声が同時に届くことです。ですから容姿なども大きな影響を与えます。
さて昔から「言葉は耳から頭に行くが、声は耳から胸に来る」と言われますが、声の持つ要素も非常に大きなものです。久しぶりにラジオから私の声を聴いた友人は、相変わらずホッとする声だと言ってくれています。嬉しい表現です。声と言えば電話の中の明るい弾むような声は相手を嬉しい気持ちにさせてくれます。その声が言葉以上に気持ちを伝えます。声は身近な人に幸せ気分を与える第1のものです。ですから、よく、自宅にかかってきた時に、母親がいつもよりトーンを上げて話していたのを思いだしますが、これも明るい声で相手に良い印象を与えようと自然に出てしまうのでしょう。声の大切さを自然に知っているのでしょう。やはり声の鍛練は欠かせないのです。