フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

一字違い

2017-01-12 16:52:33 | Weblog
ギリシャに一番早く年をとるのは何か?という格言があります。その答えはわかりますか?答えは「感謝する心」です。うなずくところがありませんか。若い頃にはあの先生のお陰でこの大学に入れたとか、両親のお陰なんて思いは100%ではないにしろ心の片隅に置いていたものでした。それが確かに年をとってくるとそんな思いも薄れ、自分一人でここまで来たと思いがちです(反省)。自分を引き立ててくれた先輩が必ずいたろうし、背中を押してくれた友人もいましたものね。何故、こんな気持ちになったかと言うと、一年に一度の年賀状の交換でそんな懐かしい名前があったからです。
さて、どうも年をとると考えが下向きになることが多くなりますね。余生というか、人生が残り少なくなったとマイナス志向に陥るからでしょうか。いつの間にか「今さら」という言葉を使うことが多くなっています。しかし、いくつになっても今さらの「さ」を「か」に変える気持ちで進みたいとふと思いましたね。