フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2011-04-15 21:32:33 | Weblog
今年の青森のねぶた祭は例年どおり開催と決まりました。東北地方に沢山の人に来て貰って元気を生み出していこうという姿勢のようです。
祭といえば、昨日、今日と飛騨の高山まつりです。このまつりの特徴は、春と秋で名前が違います。4月14・15日の春の高山まつりは山王祭といいます。また10月9・10日の秋まつりは八幡祭といいます。暦によっては土曜、日曜になることもありますが日にちが決まっているので平日になることが多くなります。
高山まつりの見所は豪華な屋台ですが、この屋台が並ぶようになったのは18世紀の前半でした。もうひとつよく言われることに、高山まつりのどちらか一日は雨が降ることですが、今年は大丈夫でしたね。観光客も桜と祭を同時に楽しんだことでしょうね。
祭の起源は、やはり自然にたいする畏敬から生まれていると思います。もうひとつ加えるならば感謝でしょうか。ところが最近の人間の心の持ち様の中に、自然にたいする驕りがあった気がしませんか。自然の怒りも人間の知識ですべて克服できるといった感情があったのではないでしょうか。想定外という言葉を聞く度に驕りを思い起こすのです。自然への畏敬の念を常に持たなければと反省しています。