マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」

2023-10-11 09:10:01 | ドイツ映画&ドラマ

Gundermann 2018年 ドイツ作品

監督 アンドレアス・ドレーゼン
出演 アレクサンダー・シェーア アナ・ウンターベルガー   トーステン・マーテン アクセル・プラール  ベンヤミン・クラメ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)  
1992年.ゲアハルト・グンダーマンは、ツアーに参加してくれるメンバーを誘っていた。
その後、古い友人に会いに行き、そこで、グレゴリというのは、自分の事だと告白するのだった。国家保安省(シュタージ)の事を反省はしているが、謝る気はないという彼。
彼は今、父親になろうとしていた。
恋人が妊娠したからだ。
現在の恋人、コニーと出会ったのは、彼女が始めての子供を出産した時だった。コニーは、当時、ヴェンニと結婚していた。
そして、グンダーマンは炭鉱で働きながら歌手としてツアーに出たり、ステージに立っていたりしていたのだった。
ある時、彼は、国外ツアーに行きたくないかと彼のファンだと名乗る男に言われる。その男は、ツアー先で、ある男と会って反社会活動を調べて欲しいと言って来たのだ。
グンダーマンは、軽い気持ちでそれを引き受ける事にしたのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々) 
これもイベントで紹介されていた作品。
監督さんも東ドイツ出身だそうです。

「東ドイツのボブ・ディランと評され、東西統一後のドイツでも人気を博したシンガー・ソングライター、ゲアハルト・グンダーマン。(byallcinema)」
個人的には、ボブ・ディランもよく分かってないので、彼の曲も聞いても良いのか悪いのか。
う~ん。(-_-;)

とはいえ、
彼は、身近な人を観察し国家保安省に告げていたということだそうだ。

統一してから、このことがかなりの問題になった。
身近にいた敵というかスパイというか、間違った正義感というか。人気歌手までもと言った方がシュタージの怖さなのかもしれない。
だけど、本人は、そんなに熱心にしていた様子でもなかったし、告げていたことはたわいもないこと(国家を揺るがすような内容じゃないってこと)だったし。
なので、この方、自分への裏切りに自分で失望はしていたけれど、謝る気はなかった様子。
その時代の当り前の事を時代が変わったからといって、謝らないといけないのは、何で?という感覚にも見えた。
友人に問われ、どんな結果になるのか考えたのか?という答えに、あまり考えずにいたって感じだったし。
もしかしたら、身近で協力していた人達もそういう感覚だったのかもしれない。

分からないけど・・。
難しいなあ。(-_-;)

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「希望の灯り」

2023-10-10 09:15:30 | ドイツ映画&ドラマ

監督 トーマス・シュトゥーバー
出演 フランツ・ロゴフスキ ザンドラ・ヒュラー、ペーター・クルト ペーター・クルト  アンドレアス・ロイポルト

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)  
ドイツ、ライプツィヒ近郊の巨大マーケット。
東西ドイツが統合したことにより、従業員の中に東ドイツで働いた人達がいた。そこの在庫管理の見習いとして職に就いたクリスティアン。彼を指導するブルーノも東ドイツ出身だった。
この倉庫ではいろんな部署がありフォークリフトを扱うのが花形だった。
クリスティアンは、リフトの講習を受けながら、初日に出会ったマリオンに好意を抱くようになっていく。
無口な彼に親切に接してくれるマリオン。夜勤の2人は、少しずつ仲良くなっていく。
だが突然、彼女は出勤しなくなってしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々) 
今週は、先週3日がドイツ統一の記念日ということもあり、久しぶりにドイツ作品を紹介します。
昨年参加したイベントで教えて貰った作品や、知った作品を中心に掲載していきます。

まずは、この作品から。
イベントで、
「今までは、東西ドイツの視点が西側からが多かったが、ここ数年、東側からの視点でも描かれるようになってきている。」
とのお話でした。

あ~だから~と納得して思い出したのが、これ。

物語は、クリスティアンを中心にたんたんと進んで行くのですが、彼の過去に何かがあるのは分かるのですが、統一後の人々にも何かがあったという展開でした。
はっきりとは描かれてはいませんが、東の人が西の人と同じ生活レベルになるという事は、習慣のギャップが相当大きかったのかも知れないな~と思える感じでした。
昔の方が良かった~というような話を東出身の人々で話すシーンもあったので。

クリスティアンを指導するブルーノにも、言えない事がありました。
ネタバレになってしまうのですが、クリスティアンが家に招待された時の家の中の様子で、あれ?と思ったのでした。
苦悩があったんだろうなあ~と。

そうそう、マーケットがイケヤの最後に通る倉庫のようでした。
その中で商品を探すって大変だ~とちょっと思ったのでした。(^◇^;)


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「たそがれ清兵衛」

2023-10-06 09:28:33 | 邦画&ドラマ

2002年 松竹作品 

監督 山田洋次
原作 藤沢周平 『たそがれ清兵衛』
出演 真田広之 宮沢りえ 小林稔侍 大杉漣  吹越満 橋口恵莉奈 田中泯 岸恵子 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
晩年の以登(いと)は、自分の父の事を語り出す。
自分がまだ、幼い5歳だった頃・・・。
幕末、庄内海坂藩の平侍、井口清兵衛は、妻を病気で亡くし、幼い娘2人の世話をしながら、年老いた母と4人で暮らしていた。
毎日、下城の太鼓が鳴ると同時に、帰宅するのが日課だった彼は、身なりも清潔とは程遠く上司から注意されてしまうこともしばしば。同僚からの誘いも断り続けていた彼は、陰で「たそがれ清兵衛」とあだなを付けられていた。
ある日、幼なじみで友人の飯沼倫之丞から妹の朋江が離縁したが、その夫、甲田豊太郎がしつこくつきまとって困っていると聞かされる。
偶然、その様子を見かけた清兵衛は、甲田に勝負をもちかけ見事に勝利した。
その一件が藩に知られ、彼は、上意打として、藩命を受けることになってしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
米国題「The Twilight Samurai」でアメリカ公開されたこの作品。第76回米国アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされたのでした。(受賞は出来ませんでしたけど)
日本でもいろんな賞を総なめしてましたが、山田洋次監督が、構想に10年以上を費やして挑んだ初の本格時代劇だったそうです。

それでは、早いですが、目的の真田さんはと言いますと、主人公の井口清兵衛でした。
素朴な感じの平侍がすっごく伝わってくるというか、しっくりくるというか。謙虚な感じと、秘めた想いと、いろいろ、すっごく良かったのだ。
そして、殺陣は素晴らしい。
名演技ですよ。
いいわ~。惚れ直すわ~。
そうそう、朋江を演じる、宮沢りえさんも素晴らしいかった~。
それを見つめる真田さんがむちゃくちゃいいし、告白の場面は、必見。(秘めた恋心は、大好物なもんで)

人間ドラマが良いんだよね。
いや~これは、本当に最高に良い。(*^^)v

これで、ハリウッドに注目されたのだと思うのだけど、ハリウッドに呼ばれるのも納得です。

真田さんを知るなら、興味を持った人なら、好きな人なら、必ず観るべき作品の一つです。(*^^)v

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「高校教師」

2023-10-05 09:26:24 | 邦画&ドラマ

1993年 TBSテレビ 全11話

監督 鴨下信一 他
脚本 野島伸司

出演 
真田広之(羽村 隆夫:日向女子高校 生物の教師)  
桜井幸子(二宮 繭:日向女子高校 2年生)
赤井英和(新庄 徹:日向女子高校 保健体育の教師)
京本政樹(藤村 知樹:日向女子高校 英語の教師) 
持田真樹(相沢 直子:日向女子高校 2年生)

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
大学の研究生だった羽村隆夫は、生物の教師として日向女子高校に着任する。
出勤途中の駅で、同じ高校の制服を着た女子校生が駅員に呼び止められているのを目撃した彼は、その女子校生を庇い学校へ行かせた。
それが、運命の出逢いだった。
2年生の二宮繭は、駅での一件から新任の羽村を事あるごとに助けてくれるようになった。
高校では、前任の教師が生徒と関係を持って辞めていったと聞かされ、同僚で先輩の藤村知樹からも生徒との関わりに注意を受けるも、やがて、繭と羽村は互いに求め合うようになっていくのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
放送当時、かなり話題になったドラマ。
だったのですが、個人的には、興味が薄れていたので、リアルタイムでは鑑賞せず、最近になって、そういえば~と思い出し観賞。
オープニングの10分間は、逃げ出しそうになりましたが、最後までがんばって見ましたよ。

自分より少し下の世代は、真田さんの印象が、このドラマの役ではないかな。真田さんが、アクションスターだったと話すと、かなり驚かれた印象があるので。

物語は、2人の恋模様もさることながら、社会的タブーが目白押し。
それでも、どろどろなんだけど、透明感があったような感じだった。
かなり大人になって見たからかもしれないけども。(^◇^;)

内緒ですが、実は、生徒と教師の関係だったんですよ~というご夫婦は意外と聞きますけどね。

それでは、真田さんはと言いますと。生物教師、羽村隆夫でした。
ほぼ、彼の独白でストーリーが展開していくので、それも良かったかな。
なにせ、運動神経ないのにバスケ部の顧問で普通の冴えない教師という役柄に、今までとは真逆の役柄で、これはこれで、格好いいな~とも思ったのでした。
そして、話題になっていたと思いますが、スライドのシーンは、微笑ましく思えましたし。

嫌な野郎役だった、京本さん。
そういえば、映画「里見八犬伝」で共演してましたなぁ。(*^^)v

 

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「彩り河」

2023-10-04 09:52:36 | 邦画&ドラマ

1984年 松竹作品 

監督 三村晴彦
原作 松本清張 「彩り河」
出演 真田広之 名取裕子 平幹二朗 渡瀬恒彦 三國連太郎 夏八木勲

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
料金所の仕事へ行く井川正治郎。そこで懐かしい人物を見かけた彼は、通行券にその人物しか分からない印を付けて渡した。
その後、銀座の高級クラブへ出向いた井川は、そこのママに同じ印を見せ、自分の席へ来るように仕向けるも、無視されてしまい、店を出ることにした。
店の外では、タクシーを捕まえてくれる通称ジョーと呼ばれる青年と出会った。彼は、ママとも親しそうに話をしていたのだった。
数日後。
あの時のママ、山口和子の葬儀へと行った井川は、彼女が自殺だったと聞き、疑問を抱く。
一方、ママが不在となったクラブでは、新しいママを迎えることになり増田ふみ子がやって来る。彼女は、ジョーと呼ばれる青年、田中譲二と出逢い、彼も自分と同じ同郷だと知る。
やがて、2人は引かれ会うようになるも、ふみ子は、ジョーがある人物を殺そうとしている事を知ってしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
先日話した真田さんのアルバムの中に、「Believe in love」という楽曲があり、その曲がこの映画の主題歌になっているという事は、曲を聴き始めた頃から知ってはいたのだが、作品は観たことがなかった。
というのも、アクションなしの真田さんは、どうも当時は受け入れがたく、学生だったので、大人が観る作品と思っていたから。

そして、近年、その大人になって鑑賞。
こりゃ、大人じゃないと分からんと思ったのでした。(^◇^;)

今でもありそうな財界の闇取引。それによって、出される犠牲者。そこで生まれる、怨み辛み。
この手の類いの邦画は、ちょっと苦手かも。( ̄。 ̄;)

それでは、真田さんはと言いますと、主人公のジョー、田中譲二でした。
あるシーンで車から飛び降りるのですが、格好いいけど・・・。
いやいや、普通に降りましょうよ~と突っ込みを入れたくはなったのは内緒にしておきましょう。(^◇^;)
そして、ラストのシーン。
いや~気持ち悪かったですよ、血しぶきを浴びて。
そりゃ~暗闇ですが、そこで殺害しますか~とも思ったのでした。(出来ない訳はないけれど)

定番の悪役、三国さんでしたが、渡瀬さんが悪役だったのが、ちょっと以外だった。

そして、最初に話した主題歌。エンディングに流れていましたよ。(*^^)v

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「影の軍団 III」

2023-10-03 22:40:26 | 邦画&ドラマ

1982年 フジテレビ 全26話 

監督 関本郁夫 他

出演 
千葉真一(多羅尾半蔵:軍団の頭領)
志保美悦子(手妻のお蝶:軍団の仲間)
真田広之(暴れ独楽の佐助:軍団の仲間)  
黒崎輝(むささびの隼太:軍団の仲間)
樹木希林(おりん:「鶴の湯」の女主人)
岸田今日子(千愁尼:家光の正室尼、僧寺「千愁庵」の庵主)

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
明暦3年。明暦の大火で江戸城本丸は消失。
前将軍家光の正室、本理院孝子は、その時に命を狙われ死を偽装。千愁尼となり、地下へ潜った。
現将軍の家綱から天下を奪おうとしている紀州藩主、徳川光貞の野望を打砕く為だった。
彼女は、伊賀の上忍、多羅尾半蔵率いる影の軍団を味方に引き入れようとするのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週も真田さんの特集と参ります。

レトロなこのドラマから。

TV放映をリアルタイムで見られたのは、「影の軍団 Ⅳ」の時。
しかし、真田さんが、軍団の一員ではない役柄で、出演シーンはあったには、あったのですが、少なく、がっくり。
後々、調べたら、前シリーズには、軍団として出演していたと知り、数年前に録画して鑑賞。
何十年ぶりに念願叶ったのでした。

この時の真田さんは、オープニングとエンディングを担当、歌ってます。(*^^)v
オープニングの「誓い」は、当時のJAC(ジャパンアクションクラブ)のテーマ曲で、千葉さんが作詞をしているとのこと。
エンディングは「砂漠の都会(まち)に」。(ここで、見れます。歌も聴いて~)
2曲はアルバム「太陽のREVOLUTION」に収録されていました。レンタルレコード屋に行って借りてカセットテープにダビングしたなぁ~。(年代バレバレ)
数年前に「GOLDEN☆BEST 真田広之〜EPIC YEARS〜」を再び借りて、録音させていただきました。

ジョン・ウィックのチャド・スタエルスキ監督は、歌を歌っている時の真田さんを知っているとのこと。
もしかしたら、この頃を知っているのかも知れませんね。(憶測ですが)

それでは、真田さんはと言いますと、暴れ独楽の佐助でした。こま回しも本人してたのかな?
そういえば、戦う時の服装が、最初は、半蔵と同じように、頭巾を被ってだった。
え~!!マジか~とがっくりしてたら、後半、首に白いスカーフを巻く形に変化。いや~良かった、良かった。(何が)
むちゃくちゃ格好良かったです~。(*^^)v

志保美の悦っちゃんのキレのいいアクションとか、黒崎君のかわいらしさとか、今見ると突っ込みどころが多い演出になりますが、本格的なアクション時代劇で面白かったです。
久々にこの話数は多かったけども。

何気ない見所は、鶴の湯でのおかみさんと半蔵の会話とお客さんかも知れませんけどもね。(^◇^;)

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