2002年 松竹作品
監督 山田洋次
原作 藤沢周平 『たそがれ清兵衛』
出演 真田広之 宮沢りえ 小林稔侍 大杉漣 吹越満 橋口恵莉奈 田中泯 岸恵子
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
晩年の以登(いと)は、自分の父の事を語り出す。
自分がまだ、幼い5歳だった頃・・・。
幕末、庄内海坂藩の平侍、井口清兵衛は、妻を病気で亡くし、幼い娘2人の世話をしながら、年老いた母と4人で暮らしていた。
毎日、下城の太鼓が鳴ると同時に、帰宅するのが日課だった彼は、身なりも清潔とは程遠く上司から注意されてしまうこともしばしば。同僚からの誘いも断り続けていた彼は、陰で「たそがれ清兵衛」とあだなを付けられていた。
ある日、幼なじみで友人の飯沼倫之丞から妹の朋江が離縁したが、その夫、甲田豊太郎がしつこくつきまとって困っていると聞かされる。
偶然、その様子を見かけた清兵衛は、甲田に勝負をもちかけ見事に勝利した。
その一件が藩に知られ、彼は、上意打として、藩命を受けることになってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
米国題「The Twilight Samurai」でアメリカ公開されたこの作品。第76回米国アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされたのでした。(受賞は出来ませんでしたけど)
日本でもいろんな賞を総なめしてましたが、山田洋次監督が、構想に10年以上を費やして挑んだ初の本格時代劇だったそうです。
それでは、早いですが、目的の真田さんはと言いますと、主人公の井口清兵衛でした。
素朴な感じの平侍がすっごく伝わってくるというか、しっくりくるというか。謙虚な感じと、秘めた想いと、いろいろ、すっごく良かったのだ。
そして、殺陣は素晴らしい。
名演技ですよ。
いいわ~。惚れ直すわ~。
そうそう、朋江を演じる、宮沢りえさんも素晴らしいかった~。
それを見つめる真田さんがむちゃくちゃいいし、告白の場面は、必見。(秘めた恋心は、大好物なもんで)
人間ドラマが良いんだよね。
いや~これは、本当に最高に良い。(*^^)v
これで、ハリウッドに注目されたのだと思うのだけど、ハリウッドに呼ばれるのも納得です。
真田さんを知るなら、興味を持った人なら、好きな人なら、必ず観るべき作品の一つです。(*^^)v