マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

【映画は娯楽】という考え

2019-12-01 16:22:50 | 基本ルール

むちゃくちゃ大好きな映画。
いろんな考えがあると思いますが、個人的には最大の『娯楽』だと思っているのだ。

休刊になってしまった集英社の映画雑誌「ROADSHOW」最終号に掲載されていた「映画評論家故淀川長治さんの名語録」から引用します。

「映画をアタマで見たら、つまらない」 (ROADSHOW最終号 P77ページより)
これが、淀川流・映画の見かたの真髄だ。
映画を見て理屈をこねまわしたり、むずかしく表現する人を、淀川さんは軽蔑した。
それよりも、もっと映画を感覚的に見てほしいということなのだ。

自分も感じていたことだったので、やっぱり間違った考えじゃなかったんだ~と嬉しくなったのだ。
ネットが猛威を振るう現在で、現実とかけ離れてるとか矛盾がどうのこうのとか、時折そんな感想を聞いたり読んだりするけれども、そもそもTVやネットがない時代から映画は庶民の娯楽として発展してきているのだから、そんな事はとっぱらって、素直に見て欲しいと自分も思うのだ。

それと、
映画は人生の教科書。人間勉強の場なんです」ROADSHOW最終号 P77ページより)
映画は単なる娯楽だとは思っていなかった。
人生には、わからないことや、自分で気がつかないことがある。
それを教えてくれるのが映画。誠実、勇気、ユーモア、苦労、喜びや悲しみとはなにか。
人間について勉強できるのが映画であるという意味だ。

先ほどと矛盾しているかもしれないが、これは、本当に言えることで、2時間という軸の中で、いろいろな事を教えてくれていると思う。
自分の人生は一度きりだけど、映画だといろんな人物の人生が見られる。国籍も場所も人種も多種多様。そこが楽しいし勉強になる。
いつも思うけど、2時間もゲームをしているんだったら、映画を1本見た方が賢くなれると思うのだが。



いろんな意見があるので、淀川さんの言っている事がすべてだとは言いきれない。時代背景も今とは違うからだけど、こういう考えの人だっているんだということを少しは分かって欲しいなあ。
作り手の人達も少し分かってくれると嬉しいなあ。


takbout


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