Celda 211 2009年 スペイン・フランス作品
監督 ダニエル・モンソン
出演 ルイス・トサル アルベルト・アンマン マルタ・エトゥラ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
刑務所の一室。自作のナイフで自らの手首を切り、男が自殺した。
明日から刑務官として勤務するファンは、勤務先を見学に来ていた。
入所する囚人は、凶器となりそうな物はすべて取り上げられる事や、DSS(特別監視対象者)がいる別館がある事を教えられる。案内の途中で、上から物が落ちてきて、怪我を負ってしまったファン。意識がもうろうとしている彼を、案内してくれた刑務官が、焦って医務室ではなく、先日囚人が自殺して、空き部屋になっていた独房211に寝かしてしまう。
その直後、刑務所の中で暴動が起きた。待遇の改善を求めての事だった。
目覚めたファンは、状況を把握し、自分が新人の刑務官だとさとられないよう、囚人のフリをしてその場を繕う。
すると、何故かリーダー格のマラマドレに気に入られ、一緒に行動する事になってしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
完璧に巻き込まれ方の気の毒パターン。
オープニング、どうして、こうなってしまったか?みたいな事情聴取シーンががあるのだが、案内してくれた刑務官は、何となく、特に理由もなく、悪気もなく、独房へ彼を寝かしてしまったらしいのだ。
ここからは、あくまでも憶測だが。
どうも、近くだったからという事もさることながら、囚人の監視が良くできてないという事も隠したかった(怪我を負ってしまった理由がそうだった気がする)というのが、案内してくれた彼にあったのかもしれない。
そこらへんは本編には、入ってないけども。
あの場にいたら、
誰もが、身分を隠し、その場しのぎをしたと思う。
いろんな偶然が、なぜかあらぬ方向に作用してしまうのだ。
なんか、妙に納得してしまった。
そうそう、
TV報道って、いいような悪いような気がした。
情報公開は、素晴らしいとは思うが、コレを見ると、なんだか、無償にマスコミに腹が立った。
余計な事をしやがって~と。(~_~;)
それと、ファンの妻。
身ごもっているんだから、心配とはいえ、行くなよ~と思ってしまった。
案の定・・。(>_<)
それでは、
目的の彼はと言いますと、この巻き込まれたファンが彼だった!
好青年で、その場を上手くかわしていた。
怖いと思いながらも、それを見せないように振る舞う姿は、本当尊敬もの。
ついでに、毎回身分がばれないかと、ハラハラしてしまった。
それにしても、ノーパンで来るか?とそこだけは、突っ込まずにいられなかったが・・・。(^◇^;)
ラストは嘘だろ?と思った。まじで、気の毒すぎる。
スペイン作品ってそういうパターンなのかな?
もうちょっと、見ないと分からないけども。
もうちょっと彼の作品、来ないかな?(行き着くとこはそこ)