マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「勝手にしやがれ」

2022-04-26 23:18:37 | フランス映画&ドラマ

À bout de souffle 1960年 フランス作品

監督 ジャン=リュック・ゴダール  

出演 ジャン=ポール・ベルモンド ジーン・セバーグ ダニエル・ブーランジェ アンリ=ジャック・ユエ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
B級映画会社・モノグラム・ピクチャーズに捧ぐ。
車を盗んでは売りさばき、気ままで気楽な生活をしているミシェル。
ある日、いつものように車を盗みスピードを出して無茶な追い越しをしてみた。すると、警察官に見つかってしまい追われることになってしまった。
偶然、その車の中にあった拳銃で、警察官を射殺し逃走するミシェル。
なんとかパリまで来るも、金はなく、女友達から金をくすねたミシェルは、アメリカ人のガールフレンド、パトリシアを探しデートに誘うのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、今月がお誕生日で、昨年亡くなってしまった、フランスの名優、ジャン=ポール・ベルモンドの出演作を紹介します。
まずは、この作品から。
タイトルだけは昔から知っていたが、いままで一度も鑑賞したことがなかったので、亡くなった時の追悼で放送されたのを録画して鑑賞。

「ヌーヴェル・ヴァーグの決定打」と言われているが、その「ヌーヴェル・ヴァーグ」とはなんぞや?とぐぐってみたら、
「ロケ撮影中心、同時録音、即興演出」の定義を満たした作品ということらしい。(ウィキペディより

で、これってどこかで聞いた事が~と思ったら、デンマークにおける映画運動『ドグマ95(Dogme95)』に似ている~と思ったのでした。(関係ないと思いますけども)

白黒ですが、そう言われると、自然光のような光の演出で、人が自然に行き交っていた感じ。
俳優のアップも多かったなあ。

それでは、目的のベルモンド氏はと言いますと、主人公の車泥棒、ミシェルでした。
女友達からお金をくすねたり、さら~と犯罪を犯して、オシャレな悪党という雰囲気。悪党なんだけど、悪党に見えないという、面白い魅力がある俳優さんで、格好良かったのでした。
あの唇を親指で拭う仕草はなんか意味があったのかな?せくし~に見えるとか。
それで、彼をぐぐったところ、当時、彼の吹替えをしていたのが、初代ルパン三世の声、山田康雄さんで、山田さん曰く、「実写版ルパンは彼に」とのことだったようです。

とはいえ、
たんたんと物語が進んで行くので、ちょっと鑑賞するのに大変だった。睡魔に何度も襲われて~。(^◇^;) 
でも、1回は見ておいて損はない作品ではないかな。

ドロンが女性から人気だとすれば、彼は男性をも魅了する人気者だったんじゃないかと。フランスでは、彼の方が人気があったということですからね。 

コメント
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