2011年春アニメ「世界一初恋」第1話の感想文

2011-06-21 23:36:03 | 2011年春アニメ関連

今回はローカル局で放映された女性向けアニメ「世界一初恋」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sekaiitihatukoi Sekaiitihatukoi1 「世界一初恋」…The RubyとCIELで連載されている中村春菊の漫画「世界一初恋」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。かつて「純情ロマンチカ」でボーイズラブアニメながら人気を博した中村春菊作品のアニメ化第2弾ということで一部では注目されていた作品でした。

早速図書館で先輩の男子生徒と偶然出会い、そこで想いを押さえきれずに告白!というあたりすごく女性向け作品らしい印象を受けました。

そして10年後に主人公の小野寺律は文芸部から少女漫画部門に異動となりそこで編集長達と出会っていましたが、ここでのやり取りが妙にリアルなのが引き込まれます。作家が原稿を落としたときのための代理原稿を用意するシーンで、「穴埋めなんて考えずにダイヤの原石を突っ込め」や、写植の説明、少女マンガ独特の気持ちを表現する演出の説明など見ていて思わず感心するところも多く面白かったです。

Sekaiitihatukoi2 Sekaiitihatukoi3 そして女性向け漫画といえば、やはり欠かせないのが男性同士のからみ!ということで、早速キスシーンやベッドシーンまであり見事な展開で、作中の女性作家も思わず絶句してしまうほどでした。もちろん視聴者も絶句です。

終盤では入校も終わりさわやか乙女部となった少女マンガ編集部、いよいよ次回から本格的に活動しそうです。編集長と主人公の関係も気になるところだし、今千秋監督は今期も良い仕事をしそうです。

作画はスタジオディーンらしいショボめな作画で、なおかつ少女マンガ独特のアゴが気になるところです。この見た目だけで視聴しない人も多そうな気がしました。

総評

Sekaiitihatukoi4 1話の全体的な感想としては、数少ない女性向け作品のアニメだからといって甘く見ると痛い目を見るほどで、下手な男性向けアニメよりよほど面白かったです。編集部の仕事についても細かく描かれていて内容が濃いし、なにより女性向けアニメ自体が新鮮です。

1話の個人的評価としては、キャラクターも個性的で面白かったのでこのまま視聴継続のBランクです。編集長と小野寺律の恋の行方はどうなるのかも気になるところでした。


2011年春アニメ「フジログ」第1話の感想文

2011-06-21 00:48:11 | 2011年春アニメ関連

これで5分アニメは全て終了です。今回はとちぎテレビでも放映された5分アニメ「フジログ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Huzirogu Huzirogu1 「フジログ」…七字重雄制作の3DCGアニメで、埼玉限定の超ご当地アニメだそうです。

第1話はニートの主人公フジヤマオサムが埼玉県知事に立候補し埼玉独立宣言を行う話でしたが、問題はそこに至るまでの経緯で、埼玉県の良さをアピールするのはいいとして他の県を小馬鹿にしているのが納得いきませんでした。中でも北関東の群馬・栃木・茨城を特に下に見てるのが栃木県民としては怒りが沸いてきます。しかもなぜこれをとちぎテレビは放映した。

案の定選挙では圧倒的差をつけられて落選していたため栃木県民としてはメシウマ状態でしたが、久々に見ていて面白くなかったしイラっとくるアニメでした。

作画はかなり悪くCGというかFlashアニメのようで萌えは皆無でした。5分番組ながらオープニングと主題歌があるのは良いと思います。

総評

Huzirogu2 1話の全体的な感想としては、話として面白くなかったし萌え皆無だし栃木が下に見られていたのでつまらないどころか怒りが沸いてくるアニメでした。

1話の個人的評価としては、これだけ悪い印象が揃っているならばということで文句なしのDランクです。


2011年春アニメ「Suzy's Zoo だいすき!ウィッツィー」第1話の感想文

2011-06-21 00:35:52 | 2011年春アニメ関連

もう少し5分アニメの感想文は続きます。今回はTBSで放映された5分アニメ「Suzy's Zoo だいすき!ウィッツィー」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Suzyzoo Suzyzoo1 「Suzy's Zoo だいすき!ウィッツィー」…スージー・スパッフォード原作のアメリカの絵本「Suzy's Zoo」のアニメ化作品で、アニメ制作はデジタル・メディア・ラボです。

この作品、5分番組ですが放映時間になっても始まるまでに30秒くらいかかり、しかも後半もCMばかりだったため実質2分ほどしかアニメが放映されません。

1話ではウィッツィーが起きてバッタを追いかけているうちにテディベアのブーフがバッタに起こされ、ウィッツィーとブーフが出会ったところで終わりました。早い。

さりげなくこの作品は声優が豪華で中原麻衣に白石涼子、ナレーションは坂本真綾でした。

作画は独特の雰囲気を出していてかなり良いです。子供向け作品ながら見ていて癒されました。

総評

1話の全体的な感想としては、とても子供向け癒しアニメでした。面白いとかいうよりも何も考えず純粋な心で見るアニメだと思います。

1話の個人的評価としては、癒しアニメとしては良いかもしれませんが面白味は無かったのでそのうち視聴打ち切りのCランクです。


2011年春アニメ「殿といっしょ ~眼帯の野望~」第1話の感想文

2011-06-21 00:19:41 | 2011年春アニメ関連

こちらの作品も実は2期が始まっていたりします。今回は「殿といっしょ ~眼帯の野望~」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Tonotoissyo Tonotoissyo1 「殿といっしょ ~眼帯の野望~」…月刊コミックフラッパーで連載されている大羽快の4コマ漫画「殿といっしょ」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はギャザリングです。

5分番組ながら出来は良く、1話は上杉謙信の酒好きの話がメインでしたが、マジメぽい見た目とは裏腹に内容は結構シュールでした。酔った勢いで上杉謙信が口走った「チェキラッチョ」で場が凍りつくシーンは良かったです。

作画は5分番組とは思えないほどよく30分番組で普通に放映してそうなくらいです。オープニングはありませんがエンディングはその分短くなく普通に作られていました。

総評

Tonotoissyo2 1話の全体的な感想としては、ギャグものとして面白かったです。5分番組なので気楽に見られるのも良いかもしれません。

1話の個人的評価としては、面白かったですがあっという間に終わってしまうので視聴継続のBランクといったところです。


2011年春アニメ「ファイアボール チャーミング」第1話の感想文

2011-06-20 23:48:48 | 2011年春アニメ関連

だんだんアニメがマイナーかつマニアックになっていく気がしますが気にしません。今回はディズニーのアニメ「ファイアボール チャーミング」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Fireball Fireball1 「ファイアボール チャーミング」…ウォルト・ディズニー・ジャパン制作の3DCGアニメ「ファイアボール」の第2シリーズ作品で、アニメ制作はジーニーズです。かつて鮮烈なデビューを飾った第1シリーズから3年後、ついにあのドロッセルお嬢様が帰ってきました。

始まって早速ドロッセルお嬢様が人類と接触したとかいう夢から続き執事ゲデヒトニスとのやり取りは、相変わらずでさすがでございました。執事がカエルの王子様の本を渡したのはワザとにしか見えません。そして執事の「図に乗ってしまいました」に対し、「乗りこなしなさい」と言うあたりもドロッセルお嬢様らしい発言でした。

Fireball2 そして最後に宇宙服らしき服を着た謎の人物?が登場してそのまま1話は終了。ファイアボールでお嬢様のところに別の誰かが来るのは初めて見たような気がします。

作画はさすがディズニー制作なだけありフルCGで素晴らしい出来でした。あのCGだからこそドロッセルお嬢様達の動きを演出できるんだろうと思います。

総評

Fireball3 1話の全体的な感想としては、ドロッセルお嬢様が相変わらずで面白かったです。ただし5分にも満たないショートアニメなのであっという間に終わってしまうのが少々残念でした。

1話の個人的評価としては、1話だけだと短すぎるのでこういうのは全話一気見したいという意味も込めて視聴継続のBランクです。しかし何度見てもディズニーらしくないアニメでした。


2011年春アニメ「そふてにっ」第1話の感想文

2011-06-20 23:44:23 | 2011年春アニメ関連

あと少しで全て終わらせます。今回はローカル局で放映された「そふてにっ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Softtennis Softtennis1 「そふてにっ」…月刊コミックブレイドで連載されているあづち涼の漫画「そふてにっ」のアニメ化作品で、アニメ制作はXEBECです。

開始早々、主人公の春風明日菜の声が伊藤かなえとは分かってらっしゃる。相当エロ方面の妄想が激しいですが面白いキャラでした。

そして早速パンチラ及び規制!部活中に見えるのはパンツではなくアンダースコートなのかもしれませんが着替えシーンでも容赦なく見えまくっていたのでかなりパンチラシーンは多いです。おそらく2010年の春アニメで一番パンチラが多かったかもしれません。

Softtennis2 Softtennis3 先輩が川で大サンショウウオを全裸で捕まえていたり、後輩の来栖が着ぐるみの頭だけかぶって参上したりとギャグとパンチラが多めで半分ちかく部活らしいことはしていなかったので、どうやらゆるやか部活パンチラアニメのようでした。

終盤でジュースをかけたダブルスも結局牛がボールを食ってしまいそのまま終了。サイフを忘れたので代わりに牛乳バケツ一杯は面白かったですがやはり試合らしい試合ではありませんでした。

作画は原作に合わせてかもしれませんがあっさり目です。そのぶん萌えアニメばかり作っているXEBECらしく下着は気合いが入っていて良く描かれていたと思います。オープニングもソフトテニス部メンバーによる合唱で良い感じでした。

総評

Softtennis4 1話の全体的な感想としては、ゆるやか部活パンチラアニメでした。ギャグがシュールで外している感じがしますが部活もそこそこやっているので一応部活アニメのような感じはします。しかしソフトテニスというジャンルのせいか妙に取っつきにくかったです。

1話の個人的評価としては、主人公の声優を伊藤かなえにしたのは良かったですがそれ以外は特にコレといった特徴は無くXEBEC制作なこともあり化ける可能性は薄そうなのでそのうち視聴打ち切りのCランクです。


2011年春アニメ「聖痕のクェイサーⅡ」第1話の感想文

2011-06-18 19:09:34 | 2011年春アニメ関連

今回は、一時期は非常に多かったですが現在はかなり減ってきた2期もの「聖痕のクェイサーⅡ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Seikon Seikon1 「聖痕のクェイサーⅡ」…月刊チャンピオンREDで連載されている吉野弘幸原作・佐藤健悦漫画の「聖痕のクェイサー」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はフッズエンタテインメントです。おっぱいアニメとして数多くの話題を集めた1期からついに今回待望の2期が放映開始され、公式ですでに「反省の色なし!」と開き直っている作品でした。

放映が始まって10秒足らずで早速聖乳(ソーマ)を吸って規制!たしかにキャッチコピーどおり全く反省していませんでした。

Seikon2_2 Seikon3 今回は雷の携香女(マグダラ)とやらを探しに主人公のサーシャが女装して学園に潜入していましたが、今回もくせ者ぞろいのキャラクターが満載のようでした。

そしてその女装したサーシャ…ありだと思います!とてもあのレントンの人とは思えない見事な演技でした。早速そこら中でソーマを吸いまくっているみたいで、今回の相棒の桂木華には「このおっぱい野郎!」とか言われていたのでさすがです。

Seikon4 Seikon5 しかしただのおっぱいアニメというだけなら他にいくらでもありますが、この作品においてはバトルや設定も良くできていて、今回の1話は仮想空間でのバトルが展開されていました。そこでなぜかサーシャだけがセクシーだったのは置いといて、己を受け入れたときに武器が本来の鎌に戻ったところは格好良かったです。

最後もソーマで締めて、そしてまた新たな新キャラも登場していたので今回も面白くなりそうでした。

作画は1期と同じく安定していて良かったです。ただ規制が激しいので地上波だと魅力が大幅ダウンなのがもったいない。主題歌も格好良かったです。

総評

Seikon6 1話の全体的な感想としては、たしかに反省していない…どころか1期の1話より激しかったです。エンディングでは1期のメインだった橙、まふゆ達も登場していたのであの2人が登場すればさらに面白くなりそうです。1期の1話は震えなかったけれど今回の1話は心が震えました。

1話の個人的評価としては、1期からの安定した面白さを評価したいところですが、規制が激しいので視聴継続のBランクです。規制なしのディレクターズカット版ならもっと評価上がりそうでした。


2011年春アニメ「へうげもの」第1話の感想文

2011-06-18 18:14:54 | 2011年春アニメ関連

今回はNHKアニメも一風変わった作品をアニメ化してきました。今回は「へうげもの」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Heugemono Heugemono1 「へうげもの」…モーニングで連載されている山田芳裕の漫画「へうげもの」のアニメ化作品で、アニメ制作はビィートレインです。

戦国時代の物語のようですが、バトルものというより焦点がやや違うようで、戦国時代の骨董品を巡るドラマのような作品でした。

織田信長をメインにしつつ、その中の家臣の一人古田佐助が主人公のようですが、視点が信長のビロードの衣装にばかり行っていてその自由さに憧れているというあたりちょっと戦国ものとしては異色でした。

Heugemono2 Heugemono3 そして第1話で出てきたのが古天明平蜘蛛でした。松永久秀の所有していた一品として有名ですが、それを和睦の条件として差し出せという展開になり織田信長の使いとしてやってくることになった古田佐助と松永久秀とのにらみ合いは緊張感があり良かったです。

その後の信長との報告シーンで、戦果を優先させた秀吉と物を優先させた佐助とのやりとりは今までにない斬新な戦国ものとして面白かったです。

Heugemono4 Heugemono5 今度は毛利攻めのようでしたが、小声でイヤミを言った商人を信長が「本音なら撤回するな」と切り捨てるシーンでまた緊張の瞬間。NHKアニメながら流血シーンまであり硬派でした。

厨設定に定評のある真下耕一氏が監督をつとめていましたが、厨展開が全く無くちょっと意外です。厨が無いと堅実で良い仕事をしていました。そして最後の5分間は鑑定士中島誠之助による実在する名品の解説があり、こちらはさらに良い仕事をしていました。

作画は渋めで落ち着いていてNHKらしい萌え皆無の作画でした。特に気になるところは無かったです。

総評

Heugemono6 1話の全体的な感想としては、バトルものというより戦国時代の名品に焦点を当てたドラマといったかんじで新鮮で面白かったです。1話の最後で千利休も登場していたし見ているだけで茶器について面白いエピソードが見られそうでした。

1話の個人的評価としては、斬新なアニメかつ物を巡る所有者とのプライドのぶつかり合いの緊張感も良く面白かったので永久保存版のAランクです。

しかし実際のところ原作ファンからはあまり良い評価ではないようで、原作の迫力をアニメで生かし切れてないとの意見があり原作者も原作から原案に変わっています。アニメとしては面白いと思ったんですが作画・演出に関してファンからは不満があるようです。個人的にはそこまでぜいたく言って実現したら苦労しない…と思います。