ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

行け!

2019-07-14 22:33:07 | 時事(国内)
「若者よ、選挙に行くな…」の動画を観た。

「年金が破綻する?関係ないわ。だって私は貰えているもん」
「教育予算が減っている?その分、医療費に回してもらえるからありがたいよ…」

中高年の男女が、選挙に行かない若者に対して、半ばおちょくるような内容になっている。
まぁ、「選挙に行かないから、高齢者ばかりに手厚い政策になってしまうんだぞ、不満を言うなら、選挙に行け!」と、まず投票に行くことを促しているのだが、これを観た若者が果たして選挙に行くだろうか、とちょっと疑問だ。

若い人が選挙に行かないのは、今に始まったことではない。日本人の若者が政治に関心がなくなったのは、昭和40年代の学生運動が収束してから、もう50年近くにもなる。高度成長期を経て豊かになり、一応、平和な日本では「経済さえ順調なら、まぁ、細かいことはいいか…」というのが、若い人らの、政治に関する感覚ではないかなと想像する。

ただその経済だってバブル以降、ずっと下降線を辿り、将来的にも人口減で縮小することが予測されている。気がかりではあるけれど、自分の1票で何かが変えられるという実感がないのだと思う。

すでに老人大国になった日本では仮に全員が投票に行っても高齢者の数が多いことから、やはり高齢者向きの政策を掲げる党に票は入りやすいかもしれない。でも、仮に40代以下の若者が7割近く選挙に行くようになれば、各政党ももっと若者よりの政策を掲げざる得なくなる。中には、若者票目当てに大甘な政策を掲げるところも出てくるかもしれない。

一気に変わることはないだろうけれど、そうやって少しずつ何かが変わっていくものだと思う。

老人から選挙権をはく奪することができない以上、やはりすべての世代で選挙には行くべきだ。企業単位や大学など学校単位で投票できるようになれば、確実に投票率は上がるはず。

強制的だが、行かなかった人は、何かボランティアに行かされるとかもいいと思う。

北朝鮮の選挙の投票率100%。

ここだけは見習いたい。


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