ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

検閲社会

2010-03-08 21:25:46 | 時事(海外)
最近、グーグルが中国から撤退するだのしないだの…と中国の
ネット規制に関する報道があった。

経済の自由化の波に乗り経済発展の著しい中国において、依然、
不自由なのがいわゆる言論の自由の関する問題である。
中国では、共産党、政府指導部への批判は一切認められていない。
これは、テレビ、新聞、広告、そしてネットとあらゆる媒体に
おいて厳禁なのである。

ネット上に政府にとって少しでも不利益なホームページを作成
したものは確実に摘発されるし、さらにやりとりされるメール
にも検閲が入る。もちろん海外のネット接続にも制約があり、
「金盾」と呼ばれるネット検閲システムによって、特定の
キーワードでも検索は遮断されるそうである。

例えば、「天安門事件」や「チベット独立問題」など、共産党
にとってタブーなものは表示されないシステムになっているのだ。
そしてこれは、ヤフーやグーグルなど海外の検索エンジンについ
ても適用されている。

当初は、「豊かになれさえすればそれでいい…」と思っていた
中国人民にも徐々に言論の自由を求める声が大きくなって
いるようである。

未だ健全とは言えない中国社会。

それが、今年、日本を抜いて世界第2位の経済大国となるなんて、
なんだか複雑である…。



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