ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

経済独裁者

2010-03-07 14:49:20 | 時事(海外)
長引く景気の低迷、一向に回復の兆しが見えない。

別段、誰のせいでもないがしいて言えば今の政権、民主党であり、
その長である鳩山首相のせいだとも言える。最も選挙で民主党を
選んだのは我々であるが…。

世論調査で、「首相に望む資質は?」という質問に対して、圧倒的
に多い答えが「強いリーダーシップ」である。景気の良いときなら
いざ知らず、このような時こそ、大胆で思い切った経済対策で、少
しでも明るい道筋を示していただきたいものである。

かつて、ポルトガルの財務大臣になった経済学者、サラザールという
人物がいた。ポルトガルが巨額の財政赤字に苦しんでいた1920年代
の話しである。彼は就任1年目で財政赤字を一掃し、ポルトガルの通貨
を世界屈指の強い通貨にし、その功績が買われて、後に首相となった
人物である。

彼はやり方は徹底していた。経済成長の妨げになるような労働運動など
を厳しく弾圧し、自身の目指す統制経済の障害となるものは、一切排除
するという徹底ぶりで、経済独裁者と揶揄されたほどである。
その後は、首相、蔵相、、陸軍大臣、海軍大臣、外務大臣まで兼務し
完全な独裁者となったが、自身の権力欲に惑わされることはなく、
あくまでもポルトガルの経済発展のため、というところが、いわゆる
これまでの独裁者とは一線を画している。

巨額の財政赤字に苦しむ現代日本。

我々も、サラザールのような方に、日本経済を託したい気もしなくは
ないな…。




コメント