ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

アイディアマン

2010-03-23 20:18:37 | つぶやき
「消費は物と金の単純交換ではない…」

「きっかけがあれば、物を作るのと同じほど創造的な行為となる。
特に日本人は、風景の微妙な変化を感じ取り、想像力を無限に
働かせる。消費者は売り場に入った途端、顔つきが変わる…」
と言ったのは、スウェーデンの家具会社、イケアの元日本支社長
である。

現在、消費低迷にあえぐ日本だが、彼は日本の消費の潜在力
を賞賛している。

確かに日本人消費者は、何かにつけてうるさいし、細かい。
「ああだ、こうだ…」、と次々に理屈を並べ、挙句には、
「そんなものがあったら、こちらが欲しいわ!」と思わせるような
身勝手なことでも平気で口にする。

しかし、考えようによっては、ここに大きなヒントが隠されている
のである。つまり、お客さんは「こういうものが、欲しい…」と暗
に示唆しているだ。そして、ここに人々のニーズがあると考える
こともできるのである。ならば、そういうものを作って提供すれば
良いのだ。

もちろん、そんなことを言っても、それが安易にできれば、苦労は
ないのだが、しかし、お客さんの言葉の中にある一部からでも
それをヒントに商品開発にこぎ着ければ、ヒット商品が生まれる
可能性は大なのである。

そう考えると、商品に対して見る目の厳しい日本人のお客さんは、
ヒット商品のアイディアマンとも言えるのである。

「物を売りたければ、いろいろ考えず、客の話に耳を傾けろ!」
なのかもしれない…。





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