ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ホームレス

2010-03-25 19:19:13 | つぶやき
先日、久しぶりに知人がやってきた。

知人といってもそれほど親しくはないし、年齢も結構離れていて、
ほとんど付き合いもないのだが、時々やって来ては世間話しをして
帰っていくのである。年齢は60前後である。そんな彼は一風変わった
風貌をしているので、とくかく目立つのだ。

そんな彼のスタイルはまさに「ホームレス風」とでも言おうか。

しかし、彼はNPO法人の代表を務めるちゃんとした経営者である。
単に彼の好むスタイル(白髪の長髪に、大き目のコート、ダボダボの
パンツなど)が、いわゆるホームレス風なのである。しかし、日本の
多くのホームレスが背中を丸め、小さくなって歩くのとは対象に、彼
は常に堂々としているので、その点から言えば彼は西欧風のホームレ
ス系と言えるのかもしれない。

日本と海外のホームレスは様々な点でかなり違う。

日本のホームレスは、社会のつまはじき者、というイメージが強い
せいか、常に弱々しい印象があり、自己主張するなんてとんでもない
と思っている節がある。

しかし、欧米ではお金を恵んで貰うために、看板にユーモアに富んだ
ラブコールを書く人達がいたりする。昔、ニューヨークで、「25セント
ください。それがあれば宇宙に帰れるんだ」「正直に言おう。ビールを
飲むために1ドルくれ」という看板を下げたホームレスを見たことがある。

一方、東南アジアでは辛い現状を目にすることもある。お金恵んで貰う
ために、体の一部を傷つけたり、切り取られただろう人もいる。

また、インドでは、「貰って当然」といった態度で接してくる人もいる。
そしてこの国では職業という捕らえ方もあり、なかなか奥が深く一筋縄
では語れないほど、様々なホームレスがいるのだ。

それでも、差し出す方としては、人の情けに訴えたり、笑わせてお金を貰う
などの解かりやすいほうが良いと思うのは私だけだろうか?

「私に募金する最後のチャンス。明日移動します」

こんなのも、新鮮かも…

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