ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

出る杭は打たれる

2010-01-18 16:49:51 | 時事(国内)
小沢一郎がどこかの壇上で発言していた言葉である。

「私自身のいろいろと言われている問題について、国民の皆さんが
信任してくれたから選挙(衆院選)でも民主党を支持してくれた…」

最近、ニュースでは見ない日がないくらい登場率が高いのが、この人
である。悪人顔だからなのか、特に検察はこの人をなんとか権力の座
から引きずり降ろそうとしているような気がするのは、多くの人が感
じていることだろう。

言われているカネの問題も、政治家ならずも人間を長くやっていれば、
誰でもひとつやふたつ、叩けば埃くらい出るものである。そして小沢
くらいの大物なら、すでに綿埃だらけでも何ら不思議はないはずである。
それにしても、少しも後ろめたくないのなら、子飼いの若い衆が捕まる前
に、抽象的な表現ではなくて、はっきりと4億円の詳細を国民に向かって
説明すべきだったのだ。

自民党の没落の原点は政官の癒着、腐敗、そしてカネであった。過去に
そのドロ水の本流を泳いできた小沢一郎は、そのような諸悪の旨みを
一番知っている人でもあるのだ。長い間、野党暮らしの身でありながら
あれだけのカネを集められたのは、それを充分物語っている。

人々が民主党に一票を投じたのは、結して小沢への期待ではない。
あるとすれば、長い野党暮らしの間に少しは丸くなり与党となった民主党
の大黒柱として少しでも良い味を出してくれれば、とその程度であろう。

しかし、フタを開けてみれば相変わらずの権力志向と唯我独尊ぶりである。

当初、本人も言ってた通り選挙で勝つ為の参謀として民主党の裏方に
廻っていればそれでよかったのである。また、そうしていれば、検察
から目を付けられずに済んだのかもしれない。

まさに「出る杭は打たれる」ということであろうか。




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