ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

39年

2010-01-27 15:32:15 | 時事(海外)
39年間も家に帰らず、自転車で旅行を続けたギネス記録を持つドイツ人、
ハインツさん(70)が先ごろ、日本の離島巡りのため来日したそうだ。

彼は全世界の独立国(およそ200カ国)を回り終え、今度は離島訪問の
世界記録樹立を 目指すとのことで「まだまだ、2012年までは走る」
予定だそうだ。

39年間と言えば、私の歳ほぼと一緒である。それにしても39年もの間、
一体どうやって旅費を都合してきたのか?

その答えが、どうやら自ら書いた旅行記を販売しながら…というのも
だそうだ。

ハインツさんは「以前、日本に来た時、冊子がとても多く売れたので、
その後3年間は何もせずに南米の旅を続けられた。世界中で日本が
一番売れる。 神戸・三宮の商店街で1日で12万円も売った記録がある」
と明かした。

これまでの旅行記をまとめた冊子(500円)を路上で売るのが最大の収入源
で、自転車はメーカーから提供を受け、撮りためた約8万枚の写真の使用料
も入ってくるという。旅先で不法就労しながらではないというところが素晴
しい。

旅を始めて50年目に当たる2012年までは走り、以降は欧州に定住を考えて
いるそうで、撮りためた写真や資料を整理して、写真をインターネットで
紹介し、使用料で生計をたてたい」と将来を語っているそうだ。

70歳と言えば、普通よぼよぼの一歩手前である。近所の散歩が日課ならまだ
良いほうで、病院通いが唯一のお出かけ、なんて人も結構いる。
それに、39年旅していたわりに、ネットで写真を紹介し使用料で生計を
立てる予定だなんて、しっかり時流にも乗っている。

やりたいことだけをやり、こんな風に歳が取れたら最高である。

自分が70歳の時を想像してみる…少ない年金をやりくりしながら、日本
ではないどこかの国で暮らしている。

これならまだ、良いほうかな…。









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