ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ローカルな話

2010-01-14 23:46:50 | つぶやき
「トンネルを抜けるとそこは雪国であった…」のトンネルはたしか群馬県
と新潟県の県境にあるトンネルだったと思うが、本日、名古屋市から岐阜
市へ向かうとすっかり雪景色なのであった。

以前から不思議に思っていたのだが名古屋市と岐阜市、南北に直線距離で
およそ30キロほどにも関わらず、天気が異なるのである。名古屋で晴れて
いても岐阜では一面銀世界なんてことも、冬のこの時期には時々あるのだ。

名古屋市と岐阜市の間に一宮市というのがあり、名古屋が晴れていてもこの
あたりから積雪が見られ、その後、愛知県と岐阜県の県境に流れる、木曽川
を渡るとあっという間に銀世界となり、そのまま岐阜市に着くとすっかり
雪景色という具合である。

最も天気には変わり目というものがあり、それが南北30キロの名古屋市
岐阜市間にあっても何の不思議もないのだが、快速電車でたった18分のこの
距離にそれが存在するのである。近頃はそんなことにもすっかり慣れたが、
初めてこの地に来た頃は、それが不思議で仕方なかった。

岐阜市では川を一つ越えると積雪量が増え、気温も下がると言われて
いる。また、西に向かうと滋賀県との間に伊吹山という山があり、秋から
冬にかけてこの山から吹き荒れる「伊吹おろし」という強い寒風が吹く。

早いもので、名古屋に居を移して今年で9年が経つ。最近ではこの地域
のことにも少しずつ詳しくなり、徐々に関東人から東海人に移行して
いるような気もする。このごろは東京に行くと、人の多さに辟易して
しまい妙に疲労感を覚えるようになったし、ラッシュ時の山手線では、
「隙間乗り」が出来なくなってしまった。
隙間乗りとは、ラッシュ時に扉付近の人ごみのわずかな隙間を狙って
扉の閉まるちょっと前に乗り込む乗車方法である。こうすると背中が
扉になるので、ちょっとだけ楽なのだ。最もひと駅ぶんだけだが…。

歳のせいもあるのかもしれないが、都会で生きていくということは
案外パワーがいるということを、最近になって身を持って知ったような
気がする。そういう意味では年齢とともに田舎へ移り住むということは、
体に対するエコなのだろう。

最も名古屋市が本質的に田舎とは言い難いが…。

何だか、話が非常にローカルになってしまった。明日も全国的に寒そう
である。それでもたまに降る雪はうれしいものだが…。



















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