ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

おばちゃんとバカ息子

2010-01-05 16:01:58 | つぶやき
新年早々、時々来る保険のおばちゃんがやって来た。

始めて来たのは、4年くらい前だったか?「もう2つも入ってるから
保険には入らないよ…」と、当初は断っても断ってもやって来た。

3ヶ月もすると、全く勧めなくなったのだが、それでも必ず忘れた
頃にやって来ては世間話をして帰って行く。以来4年間、ひたすら
世間話だけで訪れるようになったのである。

今日来たのは、どうやら遊びに来ていた女子高校生の孫と帰り際に
喧嘩をしたらしいのだ。帰り際にこのお孫さんに「おばあちゃんは口
うるさいから、うざい!」と怒鳴られたそうで、それが大変ショック
だったらしく、要は愚痴を言いに来たのである。

新年早々、おばちゃんの愚痴を聞かなねばならないとは何とも幸先
悪いが、実はこのおばちゃんにはアメリカに行ったきり何年も帰ら
ない私と同い年の息子さんがいるのだ。サンフランシスコに住んで
いて住所だけはわかっているそうだが、向うから連絡してくること
はまずないそうで、もう5年以上も会話すらしていないそうだ。
こういう事情を知ってしまってから、何だか冷たく出来なくなって
しまい、今に至っている。

数年前に永住権が取れ、「一時帰国もしやすくなったはずなのに…」
とうちに来る時はいつも決って、帰ってこない息子さんの話になる。
私が息子さんと同じ年と知ってからの、口癖は「あの子はどう、思っ
ているのだと思う?…」で、未だに事あるごとに聞かれるのだ。

だからと言って、息子さんが一体何を考えて連絡をよこさないのか、
私にわかるはずもなく、いつもありきたりの慰め言葉で返答する
のだが、すでに4年も同じことを言ってると、さすがにこちらも空し
くなるもので、最近はあえて、そういう話を避けている。

今日のおばちゃんは孫との喧嘩のことで頭が一杯だったらしく、幸い
その話しにはならなかったが、帰り際に「そうそう、昨日息子に
手紙を出したのよ。返事来るかしら…」と思い出したように言ったのだ。

「3ヶ月以内には、必ず来ますよ…」と自身を持って答えると、
「あの子のことだから、半年はかかるかな…」と言って帰って行った。

それにしても、全く親不孝な息子である。親だっていつまでも若く
ないのだ。便りの1枚くらいなぜ書けないのか?40にもなってなぜ、
そんなこともわからないのか?

私にとっても、大変うざいおばちゃんだが、それでも息子を想う母親
の気持ちを考えるとおばちゃんが気の毒でならない。

1日も早く、このバカ息子からの返事が来ますように祈るばかりである。










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