先日、本屋でおもしろそうな本を見つけた。タイトルは、
「見えないアジアを歩く」という本である。
本の帯には、「国境とタブーを超える紛争地、旅ガイド、立ち入り禁止、
退避勧告、自己責任…こんな言葉にめげずに、さあ、行こう」とあった。
辺境好きにはたまらない本である。めずらしく中も見ず、即買いして
しまった。これは単なるガイドブックではない。なぜなら、普通の人
なら絶対に選ばないだろう場所ばかりが掲載されているのである。
また、執筆者がそれぞれの場所に長年フィールドワークとして携わって
いる方ばかりで、ガイド的な要素以外の内容も充分に充実している。
ちなみに掲載地はと言うと、まずはミャンマーの少数民族、カレン族の
地域、いわゆる政府の支配が及んでいない場所である。当然、アクセス
方法はタイからの密入国となる。次に、スリランカの北東部、ここも
スリランカ政府の支配が及んでいない地域である。そして、インドネシアの
スマトラ島、アチェ。ここもインドネシアからの独立運動が盛んな地域だ。
また、インドとミャンマー両国に跨る、秘境ナガランド、ロシアの中にある
チェチェン共和国、バングラデッシュのチッタゴン丘陵、そしてイラク
などである。
興味のない方には、どうでも良い場所ばかりだと思うが、辺境好みの
旅好きには、大変興味深い場所である。ちなみに掲載場所のほぼ全てに
外務省からの、避難勧告、退避勧告、そして渡航自粛勧告が出ている。
このような危険のリスクの高い場所に、今、行きたいなどとは思わないが、
普段、なかなか知ることのできない場所の人々の暮らしぶりや、
一つの国の中にもう一つの国がある、ということが一体どういう
ことなのか、そしてそこを訪れるにはどうしたらいいのか、という
ことをわかりやすく読みやすく、ガイドブック仕立てに仕上げたのが、
非常に面白かったと感じた。
結してお薦めはできないが、個人的には楽しい本との出会いであった。
「見えないアジアを歩く」という本である。
本の帯には、「国境とタブーを超える紛争地、旅ガイド、立ち入り禁止、
退避勧告、自己責任…こんな言葉にめげずに、さあ、行こう」とあった。
辺境好きにはたまらない本である。めずらしく中も見ず、即買いして
しまった。これは単なるガイドブックではない。なぜなら、普通の人
なら絶対に選ばないだろう場所ばかりが掲載されているのである。
また、執筆者がそれぞれの場所に長年フィールドワークとして携わって
いる方ばかりで、ガイド的な要素以外の内容も充分に充実している。
ちなみに掲載地はと言うと、まずはミャンマーの少数民族、カレン族の
地域、いわゆる政府の支配が及んでいない場所である。当然、アクセス
方法はタイからの密入国となる。次に、スリランカの北東部、ここも
スリランカ政府の支配が及んでいない地域である。そして、インドネシアの
スマトラ島、アチェ。ここもインドネシアからの独立運動が盛んな地域だ。
また、インドとミャンマー両国に跨る、秘境ナガランド、ロシアの中にある
チェチェン共和国、バングラデッシュのチッタゴン丘陵、そしてイラク
などである。
興味のない方には、どうでも良い場所ばかりだと思うが、辺境好みの
旅好きには、大変興味深い場所である。ちなみに掲載場所のほぼ全てに
外務省からの、避難勧告、退避勧告、そして渡航自粛勧告が出ている。
このような危険のリスクの高い場所に、今、行きたいなどとは思わないが、
普段、なかなか知ることのできない場所の人々の暮らしぶりや、
一つの国の中にもう一つの国がある、ということが一体どういう
ことなのか、そしてそこを訪れるにはどうしたらいいのか、という
ことをわかりやすく読みやすく、ガイドブック仕立てに仕上げたのが、
非常に面白かったと感じた。
結してお薦めはできないが、個人的には楽しい本との出会いであった。