大吉

大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

年末から帰省し、お正月は実家で過ごした。30前半くらいまでは
家のことなど全く省みなかったが、数年前からは、盆と正月には
必ず帰省して出切るだけ、親と話しをするように心がけている。
親孝行というにはほど遠いが、長いこと流浪人のような生活を送って
いた為、親に多分に心配かけた分のつぐないだと自分では思っている。

あれはいつだったか？確か20代の終わりの頃だったと思うが、
久しぶりに長旅から帰ると、親の背中が急に小さくなったと
感じた。いくつになっても親は親だが、子供はいつか親を追い
越すものである。それは体力や気力といった、生きていく上で
必要な人間の生気のようなものが、年を重ねるごとに失われて
いくからだと思っている。そして、人が老いていくのを実感する
ということはなんだかとても寂しいことである。

これは、毎年帰省する度に思うことだ。

すでに5日経ったが、いよいよ2009年の始まりである。

初詣に行った東京、西新井大師で引いたおみくじは大吉であった。
日本での話しではないが、あと2週間程でバカブッシュも去り、
新しい大統領に取って代わる。世界も少しは平和になるかもしれない。
しばらくは世界的に不景気かもしれないが、いつかは必ず回復する。
株価も上がり、円高も治まるだろう。それが景気というものらしい。

今は「何事もこころ正直に強く持ち、物事に退屈せず、信心怠らず勤めれば
時到りて、後には大いに仕合せ良くなる。騒がず時を待つべし…」である。

前向きに頑張ろう…。