ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

消費券

2009-01-19 18:01:06 | 時事(海外)
昨日より、お隣の台湾で全国民を対象に一律3600台湾元
(約1万円)相当の消費券の配布を始めたそうである。
これは、台湾の景気低迷脱却に向けた景気浮揚策だそうである。

日本では、未だ議論の中にある定額給付金と非常に良く似ているが、
日本と比べ台湾住民の評判は総じて良く、対照的な結果となった。

なぜだろう…?

単にお国柄の違いと言うのもあるだろう。それに現金大好きな中国人
だからと言ってしまえばそれまでだが、やはり、春節(旧正月)を控え、
消費意欲が高まりやすい時期だっただけに、人々に受け入れられたと
みられている。

台湾でも当初は、ばらまきなどと批判があったのである。そして日本同様
所得制限を設けていないのも同じである。しかし、あえて物入りの正月に
狙いを定め、各地の小学校など約1万4,000カ所で、一斉に春節のお年玉
として赤い袋に入れて配られたのが功を奏したのである。

何かをするには、タイミングもやり方も大事なのである。

どうしてもやりたければ、日本では年末に年越し派遣村なるものが出来た。
あの時、彼らだけにでもあの場所で、何らかの手続きのみで、現金を支給
すれば良かったのである。そうすれば、彼らには多少なりとも感謝された
はずである。そして、現金を貰えた人々の口から感謝の言葉がメディアを
通じて全国に発信され、それをテレビなどで見た一般の人々は、彼らの
境遇を想い、結してバラまきとは言えなかったはずなのだ。

読み違いの得意な麻生さんである。今回は漢字だけでなく補正予算実行の
タイミングを完全に読み誤ったのだ。そしてこのまま行くと、おそらくは、
解散総選挙のタイミングまで読み違えるだろう。

そして、最終的には「麻生が首相になったのが、そもそもの間違いだった…」
と評価を受けるのである。

やはりこのご時世、ボンボン2世議員に首相は務まらないのかもしれない…。




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