羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

片隅の椅子

2013年12月07日 | Weblog
先日のことだけれど、「エリア会」という名の集まりがあって
「残業手当てがでます」というので代々木のオリンピックセンターに行った。
エリア、というだけあって管轄地域各地からかなりの人々が集まってきた。
仕事柄、中高年?の男性が圧倒的に多く女性は僅かしかいない。

早めについたので賑わうロビーの片隅にイスを見つけて
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んでいた。
(持ち歩く本にはカバーをかけている)
ふと気がつくと、寄り集まって歓談する人々の輪から離れて
ひっそりと本に目を落としている男性もいることがわかった。
一人はやはりイスに腰掛けて、もう一人は、座るべき場所がなく
柱に寄りかかって読書中。
あ~なに読んでるんだろうー?
自分のことは棚に上げて気になったりして・・・。

そんなわたしも第二部の「慰労会」立食パーティーでは
気の合う女性をうまいこと見つけて三人でよく食べた。
やっぱりこういうところで一人黙々とばくばくと食べているのはカッコ悪い。

この仕事について半年が経った。
知り合った女性は功績が認められ、先ほど壇上で紹介されていたひと。
別の場所で働く先輩。
名刺を交換し話を聞いた。
翌日、彼女から電話をいただいたので、
話の続きを聞くことにした。
偶然にも職場が近かったのだ。

こうしてまたすこし一歩を踏み出してみる。

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