羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

学生街の喫茶店

2011年02月17日 | Weblog
先日の新聞に御茶ノ水駅近くの画廊喫茶「ミロ」がでていて
写真もあって、すごく懐かしかった。
「学生街の喫茶店」あの歌にまつわる記事だった。

「ミロ」は何度も彼と行った。
そう、彼が学生時代から通っていた店。
結婚しようと思っていた彼と別れたあとも、一人で行った。
変わらずに黒猫が待っていてくれて、
わたしはひとつだけ「ミロ」という詩を書いた。

何年もの時が過ぎた。


先日、次女と吉祥寺でパスタを食べた。
「誕生日ランチだよ」と娘が連れて行ってくれた店は、
吉祥寺の路地にひっそりとあり、カウンターが6席だけ。

そのランチのコースが驚くほど美味しかった。
娘は「安くて美味しい店」をシッカリと見つけてくるから恐れ入る。
カウンターに座って、マスターが目の前で調理するのを見ながら、
お腹をすかせて待つ。
牡蠣がフライパンに入り、白菜が加えられる。
隣の鍋でパスタが茹でられてタイマーがセットされる。
わたしは牡蠣と白菜のクリームパスタで、
娘はわたり蟹のトマトソースを選んだ。

サラダも、たっぷりのカボチャスープも、紅茶のケーキも、
素晴らしく美味しかった。


次女は春になったら巣立って行く。
その前に二人で小さな旅行をしようと思う。

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