羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

アルファロメオ

2005年06月23日 | Weblog
さて、前々回の話の続きです。
彼(Aと呼ぶことにします)とは楽しい思い出があまりない、
と書きました。
たしかに、すれ違いの多い二人だったけれど、
出会って最初の頃は何度かデートらしいデートもしました。
Aの愛車は深紅のアルファロメオ、左ハンドルでした。
車には全く疎いわたしもその車種だけは覚えました。

彼は、わたしが甘えるままに、公園や、美術館や、少し遠出の湖へのドライブに
連れて行ってくれました。
わたしはどこかへ出かけることが大好きでした。
夫は出不精だったので、たまに家族で外出する計画をわたしが立てても
あまりいい顔をしなかったのです。
だから、このドライブはAが積極的ではなかったにしろ
わたしには嬉しい経験でした。

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