羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

悪い女

2005年06月25日 | Weblog
Aはわたしのことを『悪い女かもしれない』と言っていました。
オトナシイ雰囲気なのに、実はどこか節度のないような側面を持っていて
それは、たいていの男がひそかにもっている邪な部分を引き出してしまう。

見た目と実際のアンバランスに、興味を持って付き合い始めると、
いつしか事態はとんでもない方向へ・・・。

そういうふうに言われたことはなかったので、否定したかったけれど、
否定しきれないような感じもしました。
『寂しさって何?』のところで書いた『どうせひとはひとりだ』というわたしの
確たる裏づけのないような自棄的なものが、
相手にも伝わるのかもしれない、と思ったからです。

「純粋にきみを愛している」と言ってくれるAに対して
自分の心に問い掛けてみると、そこは不純物だらけでした。
自分はマイナス思考で、即物的な慰安ばかりを求めている、
矮小な人間である、という気がしてくるのです。

純粋な彼を傷付けてはいけない、と思っていました。
また、ここまでわたしのことを真剣に考えてくれる男性はもう、
この先現れないのではないか、というような気もしていました。

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