羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

退職

2011年05月30日 | Weblog
有難いことに多くの方々に「さびしくなるよ」「元気でね」と
言っていただいた。
よく古本をわけていただいた警備員さんから紙袋いっぱいの本。
「姉妹店」のような存在の先輩から頂いた藍染めのエプロンが、
メーカーさんから頂いた和風のカップと色合いと雰囲気が偶然よく似ている。
お菓子もケーキも珈琲も嬉しかった。
面接で採用してくれたひとは当時、カッコイイ独身だったけれど、
今では「イクメン」パパ。今日は花束を手にして現れた。



いつも本の話題で楽しく過ごした新聞社の若い彼も、会いにきてくれた。
「帰ったらあけてください」と手渡された包みが気になって、
夕方そっとあけてみたら、優しい朱色のブックカバーと揃いのカードケース。
これも和風の模様がすごく素敵で「かわいい!」と思わず声にだしていた。

こんなにもたくさんの人たちに支えられてきたことをあらためて思った。
仕事内容もまったく分からずに入って四年半。
対人関係をきついと感じ「辞めたい、でも周りがみんないい人だから
辞めたくない」とくり返しくり返し思ってきた。

その葛藤を知っていた長女が先日「退職祝いだよ」と井の頭公園近くの
レストランを予約しておいてご飯をご馳走してくれた。

もちろん、次の仕事をもう探し始めている。
開放感もさびしさもあるけれど、ひとつの区切りを笑顔で迎えられたことを
たくさんのひとたちに感謝したい。

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