どこまでも澄みきった空が眩しく、
晩秋の日差しはやさしい。
そしてわたしは仕事休みで、体調も悪くない。
布団を干しながら、猫とベランダで伸びをする。
「今日はどうしようか」
実は目覚めはあまりよくなかった。
毎日が楽しくて朝からニッコニコ笑顔なんて有り得ないし、
どこか遠くにあるかもしれないひそやかな愉しみも、
ここではないどこか桃源郷ほどの場所とも思えない。
ようするにハッキリいって毎日がつまらない状態。
また朝がきちゃったのか、状態。
でも好きな秋が終わろうとしている。
まだサヨナラがいえるほど充分に秋と睦みあっていない。
出かけようと思った。
今週はハードかもしれないので、遠くへは行けない。
先日、元気がないメールをよこした娘を誘ってどこかへ。
そこで思い出したのが、高円寺にあるブックカフェ「アール座読書館」
この喫茶店をTさんに教えて貰ってからいつか行きたいと思っていた。
一歩中に入ると、そこは不思議な空間だった。
木々が多く、林のような雰囲気があるが、水槽もある。
列車のような座席もあれば、小学生の時のような木の椅子も。
そして、たくさんの本。
娘とわたしの好きな本が多く、嬉しくなる。
同人誌も置いてくれるらしいので、彼女と顔を見合わせた。
「薄紫の冬桜」ね、どうしようか。
静かなお店なので、小声でお喋り。
新品の服はあまり買わない、古着を着こなし、節約第一の二人。
でもときに、こういうお店で美味しいお茶を飲み、
スィーツを食べて過ごすのはささやかな贅沢で大切な時間。
店主のお兄さんもカッコよくて優しい雰囲気が素敵だった。
わたしも娘も満足して店を出た。
風が冷たい。でも、居心地のよい場所に並んでいた好きな本たちが、
とても幸せそうだったのを思い出しほんわかする。
バスの窓から見た秋の終わりは、高円寺の路地裏を歩いたときにも、
ちゃんとついてきていた。
晩秋の日差しはやさしい。
そしてわたしは仕事休みで、体調も悪くない。
布団を干しながら、猫とベランダで伸びをする。
「今日はどうしようか」
実は目覚めはあまりよくなかった。
毎日が楽しくて朝からニッコニコ笑顔なんて有り得ないし、
どこか遠くにあるかもしれないひそやかな愉しみも、
ここではないどこか桃源郷ほどの場所とも思えない。
ようするにハッキリいって毎日がつまらない状態。
また朝がきちゃったのか、状態。
でも好きな秋が終わろうとしている。
まだサヨナラがいえるほど充分に秋と睦みあっていない。
出かけようと思った。
今週はハードかもしれないので、遠くへは行けない。
先日、元気がないメールをよこした娘を誘ってどこかへ。
そこで思い出したのが、高円寺にあるブックカフェ「アール座読書館」
この喫茶店をTさんに教えて貰ってからいつか行きたいと思っていた。
一歩中に入ると、そこは不思議な空間だった。
木々が多く、林のような雰囲気があるが、水槽もある。
列車のような座席もあれば、小学生の時のような木の椅子も。
そして、たくさんの本。
娘とわたしの好きな本が多く、嬉しくなる。
同人誌も置いてくれるらしいので、彼女と顔を見合わせた。
「薄紫の冬桜」ね、どうしようか。
静かなお店なので、小声でお喋り。
新品の服はあまり買わない、古着を着こなし、節約第一の二人。
でもときに、こういうお店で美味しいお茶を飲み、
スィーツを食べて過ごすのはささやかな贅沢で大切な時間。
店主のお兄さんもカッコよくて優しい雰囲気が素敵だった。
わたしも娘も満足して店を出た。
風が冷たい。でも、居心地のよい場所に並んでいた好きな本たちが、
とても幸せそうだったのを思い出しほんわかする。
バスの窓から見た秋の終わりは、高円寺の路地裏を歩いたときにも、
ちゃんとついてきていた。
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