羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

夫婦で映画

2005年05月21日 | Weblog
夫に誘われて渋谷へ映画を観に行って来ました。
『夫婦50割り』どちらかが50歳以上なら、
ひとり千円で映画が楽しめる。
この割引制度はグッドアイデアだと思います。

観たのはフィーメールという日本映画。
『エロス』をテーマにした女性作家五人の短編を
オムニバス形式でそれぞれ仕上げています。

テーマがテーマだけに、密度の濃い仕上がりに
なっていて大胆なシーンも多かったです。

早めに着いて軽く昼食を食べ、
映画のあとはケーキで満足。
この割引を利用して夫婦で何度か映画を観に行きました。
たいてい、夫がこづかいから映画代やお茶代を
出してくれるのです。
『恋人同士みたい』が好きな夫は嬉しそうだし、
わたしも楽しいから、なるべく夫の希望に
添うようにそっと腕を組んでみたりします。

子育てを終え、また戻ってきた夫婦の時間。
こんなふうに仲良くやっていければいいと思います。
でも、いつもいつも一緒!というのはどうかなと・・・。

わたしはわたしで、自由な時間も欲しいのです。
こうして夫婦で外出するようになる前、
わたしは強く自由に憧れ、目は家庭の外へと向いていました。
その頃は、一緒に映画観賞をするボーイフレンドもいて、
映画好きなその人は、そう、
『文学に見る大人の恋愛』で触れた高樹のぶ子さんの言う
「わたしにとってのアナザーワールド」だったのです。

交友範囲を広げる、というのは詩を書く主婦のわたしには
ドキドキ嬉しい体験。
個人としての自由を楽しみながら、
夫婦の時間も大切にする、、、それは都合の良い勝手な
理屈になるのでしょうか。

きっと『節度』という問題なのでしょうね。
その部分は曖昧で、わたしの立場は危うくなります。
このブログの核心部分(?)かもしれないので、
焦らずじっくりと考えていきたいと、思っています。

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