羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

詩集と薬

2005年05月20日 | Weblog
サキさん、コメントありがとうございました。
『頭痛に悩む患者と家族の会』を新聞で知ったのは
もう7,8年前でしょうか。
その会に入り「つらいのは自分だけではない」と、
大きな安心を得て、頭痛外来の存在も知りました。

今は新薬が効くようになったので助かっています、
が、それがとても高価なのです。

前回はいつもの頭痛薬、神経系の薬、降圧剤、の他に
花粉症の薬もだしてもらったので、
1万円では足りずに慌てて薬局から郵便局へ
お金を下ろしに行く、という恥ずかしい体験をしました。

今回、1週間ほど続いているめまいの症状を相談して、
また薬が増えました。

帰り道、気に入っている本屋に寄りました。
詩集が充実しているのです。
そこで大好きな吉原幸子さんの詩集を立ち読み。
わたしも下手な詩を書きますが、
吉原さんの書く孤絶感、人を想う時のギリギリの気持ちや
罪の意識、といったものに強くひかれます。
三人の女性詩人による連詩集があり、
欲しくて買うつもりになったものの、
まだ薬局に行ってないので、お財布が心配。

迷って結局、諦めて置いて来ました。
詩集と薬、どちらも自分には必要なもの。
でも今はお金がないからと、貧しい主婦のわたしは、
二千円の本をそっと棚に戻して来ました。

薬は全部で12560円でした。
それからいつものようにスーパーに寄って、
値引き品を買い求めて帰宅。

結婚後、何年経っても、お金がないことに変わりはないし、
持病も治った訳じゃない、、。
でも、三人の子供たちも大きくなったから、
こうして自分の時間が出来たし、詩も読めるし、
恋の詩も、また書くようになりました。


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