羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

レッドロビン

2012年04月22日 | Weblog
小雨が降るのかな、と思いながらバスを待っていたら
「ああ、あのね、いいですか?」と話しかけられた。
バスを待つひとはほかにいないので
そちらを見ると見知らぬおじさんが笑顔だったので
「いいですよ」とスマホをバッグにしまう。
3日くらい前にここでバスを待っていてカバンから財布を落としたらしい。
それが植え込みに落ちているのを昨日見つけたとのこと。
警察に届けたあとで何気なく見に行ったらそこにそのままあった。
中身も全部あった、という話を嬉しそうにしてくれた。
植え込みの葉っぱと同じような色で財布が、、、という。
良かったですねとわたしも笑顔をかえした。
帰る頃、雨はゆっくり本格的に降り始めていた。
なんだっけ、あの植栽、と一生懸命木の名前を考える。
狭い家の庭にもあって、、、
あっという間に今年もすくすく伸びてもう手が届かない。
そうだ、レッドロビンだ。
目隠しの木は緑から茶色、赤色へときっちり役目を果たしたらしい。

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