羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

クモと話す

2009年05月01日 | Weblog
パソコンで、ゲームをするのも、くだらないテレビを観ているように、
「時間のムダ」だと何となく思っていた。
何をしていれば、ムダではないかといっても、大した違いはないのかもしれないのに。。。
でもいま時間があるとちょっと「スパイダ・ソリティア」をしている。
これにはまっているという話を前にどこかで聞いたこともあった。
ゲームしている時は無心にカードを眺めているので、
そういうじぶんも再発見。

もちろん初級だから、簡単なのだろうけれど、
性格が表れて、先のことを見通さずに思いつきでカードを動かしている。
だからきっといつまでも上達しない。
勝ったり負けたりして、勝率がいま55%。
負けず嫌いなんかではなく、おっとりしていると思っていたのに、
負けが続くと悔しくてやめられない。
そして、そんなじぶんが可笑しい。

背後で「おなかすいた~、夜食ちょうだい」と鳴いている猫も、
パソコンがパタパタパタとカードを並べ始める音を聞くと、
ちょっと諦めかげんで待つ体勢になる。

並んだ蜘蛛に、どうも馴染みがあるような気がして
ふと思い出した。
いま読んでいる文庫「このミステリーが面白い」というので買った
「向日葵の咲かない夏」道尾秀介だ。

蜘蛛、と対話している連休の真夜中。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿