羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ハローワーク体験

2013年03月04日 | Weblog
みんなそうだと思うけど「明日何が起きるか分らない」。
先のことをいま考えても仕方ないから「今日を精一杯生きる」か
「とりあえず一日をやり過ごす」。
でもあの職場にいたときはたぶん明日も、明後日もしばらくずっと、
こんなような日々を送っていくんだろうなと思っていた。
たいていいつも仕事のことがアタマにあってするべき事なんかを考えていた。

仕事というのはそのひとの生活スタイルの大半を占有するから、
その流れにのっているとくるくると日々がまわって進んでいく。

今日、ハローワークに行ってみた。
何十年ぶりにそこに行ってみるとさながら病院の待合室のごとく
黙してひたすら順番をまつ人々であふれていた。
去年の今頃は自分がこうしてここに座っていることなんて想像もしなかったなと思う。

実は都心のハローワークに勤めている友人がいて、彼女に職場の愚痴をこぼすたび
「でも辞めちゃダメよ。そんなにそこがイヤなら次の仕事を探しながら働くのよ」
とシッカリ言われていた。
でもあの日、介護に疲れ、微熱の下がらない身体で仕事も休めず、
「もう限界だ」と思う瞬間があった。
彼女には事後報告になってしまった。

辞めたことにまったく後悔はしていない。
待遇は申し分なく仕事も覚えたし、いいひとたちがたくさんいた。
でもどうしても相容れないことがあったから。

いま求人検索をしてみると、前職を探していた時よりもぐんと年齢があがったので
求職条件のレベルをきっちり下げなければいけないのだ、という事が身にしみてわかる。
友人のアドバイスは正しかったと思う。
でもとりあえずできる範囲でがんばってみようかな。
パソコン検索をして候補にした職がハローワーク経由で応募する条件だったので、
久しぶりの社会体験。
帰りはスーパーで見切り品(かわいそうに見切られちゃって)の野菜いろいろ買って
具沢山のスープを鍋いっぱいに作って食べた。

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6 コメント

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帰宅後の楽しみ (どりす)
2013-03-05 13:01:29
すみれこさん、こんにちは。
くるくるまわる時間・・・時折、フルタイムの仕事と家しごと
と、母との時間のバランスが取りにくくなって、
そろそろ何かを切り詰めるべきかな、と思うことがあります。
「55歳からのハローワーク」という本がありましたね。
本といえば、今日あたり、すみれこさんのご本が
我が家に到着する予定で、
そういう楽しみがあると、まだ頑張れる、と奮い立ちます。
題名が衝撃的で、耽美的で、読んでみたい想いが
膨れ上がりました。
もうすぐです。
この時季は体調を崩しやすいので、すみれこさんもお母様も
ご自愛専一に!
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Unknown ()
2013-03-05 16:49:50
才能が無いことを痛感しながら仕事を続けるのも、苦しいものです。

いつの日か、仕事を止めたら、散歩がてら、社寺や行事を見に行くのが、私のささやかな夢です。

大好きなお菓子も見切り品のワゴンにある時だけは、大っぴらに購入


どうか、良い出会いがありますように!

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一歩 (リボン)
2013-03-05 20:39:18
すみれこさん
こんばんは

お母様の事が 少し落ち着かれて 就活。
一歩踏み出す行動は お仕事をされていた経験が長いのと、才女だから。

私のように 取り柄のない人間が長く家にいると 一歩が出ない。

2年ぐらい前に 娘に付いてハローワークに行った時には、昔と全然違ってた。

全部 パソコンを使ってネットで調べるらしい。
それを元に 係りの人と話をして進めていく。
年齢も20才から50.60代ぐらいかな?

私は、日曜の新聞に入る折り込みチラシを見て 結婚後1度働いたけど 主人が倒れて辞める事に---。

U+1F380すみれこさんに合った お仕事が見つかるといいですね。
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こんばんは (すみれこ)
2013-03-05 22:22:06
どりすさん、こんばんは。

フルタイムでお仕事、そして家事、お母さまとの時間。
それはもうほんとうにあっという間に日々が過ぎていくと
思います。
時間配分の難しさと気持ちの余裕がなくなっていくような
焦りともどかしさがあるかもしれません。

あ、拙詩集をお求めいただいたのですか!?
そうですか、ありがとうございます。

楽しみがあればがんばれるというのはまさにお言葉通りで私も日々ささやかな楽しみを見つけたいと思っています。
詩集は毒気が強いかもしれず、、、「さわやか読後感」とは程遠く、、何だか心配でもありますが、、、。

でもこうして読んでくださる方がいらっしゃる事が最大の喜びであり創作のエネルギー源です。

「どりすさん」というお名前を拝見するたびに、大好きな加藤健一さんの舞台「セイムタイム・ネクストイヤー」を思い出します。何年も前ですが当時ドリス役は高畑敦子さんでした。
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見切り品 (すみれこ)
2013-03-05 22:45:25
雫さん、こんばんは~。

芸術家の才能というのはたぶん「天才」と賞賛されるごく一握りの人間をのぞいて、
ほとんどの人々が努力と研鑽を重ねて日々磨いていくものなのかもしれません。苦しいですね。

でもね「ひとに教える」というのはやはり天職というか、向き不向きもある事柄なので、そこに携わる雫さんやたくさんの人たちは本当に素晴らしいと思います。

音楽を勧めてくださったのはお母さまでしたよね。
羨ましいです。
(わたしの詩作は母には理解不可能なことでした)

ともあれお互い「見切り品」をせっせと買って明日も
なんとかがんばっていきましょう。

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ハローワーク (すみれこ)
2013-03-05 23:06:21
リボンさん、こんばんは。

iPadから入力していただいていますか?
コメント下欄に「絵文字」といのがあればそこから絵文字は
選んでいただけます。
でも記号になっていてもリボンさんのお気持ちは伝わってくるのでモンダイ無しです

リボンさんはご主人の看病を親身になって長く続けてこられたのですから、毎日が精一杯だったと思います。
(頭痛もありますしね・・・・)

わたしもハローワークには本当に久しぶりに行きました。
銀行みたいに順番の紙をピッと取っておくんですが、
20代、30代、40代以降、と最初から年齢わけされていてあれあれという感じでした。

再就職できるかどうかわかりませんが、
そして再就職して体調が悪くならないか心配ですが、
とりあえず一歩進んでみます。

あたたかいエール、ありがとうございましたー。
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