羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ひっそり開花

2014年10月28日 | Weblog
「薄紫の冬桜」三号完成。
長女が家にきて二人で新品を手に取った。

できたね、とうれしく顔を見合わせてから
ささやかにランチ。
わたしが作ったのは、つくねと根菜のスープ。ポテトサラダ。生ハムと柿のチーズあえ。
それに昆布のおむすび。
デザートはブルーベリーヨーグルトアイス&チョコパイ。
簡単パパッとランチとデザートで、手の込んだものはひとつもない。
でも作りながら思ったのは彼女に食事制限がなくなって本当に良かった。

水分、塩分、たんぱく質、あれもこれも厳しく制限されている時期があった。
毎日、必死になって計算していた。
娘はほんとうによく頑張ったと思うし、あとの育ち盛りの兄妹のための食事作りも含め、
あれほどの労力はわたしも若かったからできたのだと思う。
しょっちゅう頭痛薬は飲んでいたけれど。

こんなにも穏やかに二人で笑いあってご飯を食べる日がくるなんて
あのときには想像もできなかった。
「いつかは・・・」という気持ちがどこかに漠然とあったのだろうか。
それさえも憶えていない。それくらい必死だった。

このささやかに穏やかなうれしさがずっとずっと続きますように。

二人誌「薄紫の冬桜」。
すこしずつ発送させていただきます。
気長にお待ちください。
送料他、不要ですのでお気遣いなく。。。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
三号完成、お疲れ様でした。 (Jim)
2014-10-29 19:59:41
「薄紫の冬桜」三号、開花したのですね!
お疲れ様でした。

完成して、娘さんとのランチ、情景が浮かぶようです。
食事制限がなくなって、よかったですね。
子育てのご苦労、私ごときの想像が及ばないものが
おありだったことと思います。
三号の完成、ランチで、いろいろ感懐が湧いてきたの
ですね。

三号を読ませていただくのを楽しみにしています。
返信する
ありがとうございます (すみれこ)
2014-10-29 22:17:23
Jimさん、こんばんは。

どうにか出来上がりました。

娘が事故に遭ったときにはいつも灰皿町ブログで
Jimさんやみなさまに励ましていただきました。
闘病と事故をのりこえて
娘はさらりとマイペースを取り戻しています。

待っていてくださってありがとう。
送らせていただきますね。
返信する
おめでとうございます (どりす)
2014-10-30 12:28:51
「薄紫の冬桜」三号完成、おめでとうございます!
丹精こめられた桜の開花、
手にとられた瞬間、お二人で眺められた時・・・
私まで熱くなってきました。

すみれこさん、お譲さま方が
これからも作品を生み出される穏やかな時間が
ずっと続きますよう、私も
私の楽しみを伴走させながら、お祈りしています。
まずは、お疲れさまでした^^
返信する
ありがとうございます (すみれこ)
2014-10-30 21:57:56
どりすさん。

ちょうど今日の夕刊に「冬桜、開花」という記事が
ありました。
何度か行ったことのある埼玉と群馬の県境あたりに
ある公園です。

このタイミング!
冬桜は春に咲く桜ほどの華やかさはなく
淡い小さな花を精一杯、秋空に咲かせます。
紅葉とのコラボが見事です。

「二人誌」応援、ありがとうございました。
お送りさせていただきますね。
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