羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

企みの削除

2010年09月24日 | Weblog
ブログ更新せず、新記録!・・・を目指しているわけではもちろんなく。
ただ、ブログは書かなくなるとずるずると書かなくなる。
また「なんのために?」なんて無意味な問いが待つスタート地点に戻る。

たぶん、書き始めるとまた気ままに更新していくだろう。
「なぜ?」はいつもあたまのうえの綿雲だ

更新しないあいだ、もちろんいろんなことがあって、
いろんなことは継続するから日常はいたって平穏だ。

非通知の電話をかけてこなくなったひとからはメールがきて、
たくらみを含んだわたしの返信は未送信のままずっと携帯の中で眠っていた。
もう、10日くらい。眠っていたのか寝たふりだったのか、
自分でもよくわからないままさっき削除した。
まったくだれにも打ち明けないわたしだけの小さな迷い。
それはイタズラな企みで、迷いは「葛藤」ほど大きくもなく、
あっさりと片手で削除された。

そう、更新しない間、古い友人が落語に誘ってくれた。
たのしい時間だった。
できればもっとゆっくり余韻を味わいたかったが、都合があって帰ってきた。

それから更新しない間、こんな本を読んだ。
「二重生活」折原一・新津きよみ(夫婦でミステリ作家お二人の共著)
「真昼なのに昏い部屋」江國香織(せめてきちんとした不倫妻になろう)
「怪訝山」小池昌代(この詩人の特質的な生と性の深遠)
「しずかな日々」椰月美智子(野間児童文芸賞と坪田讓治文学賞をw受賞したとの事)

それから映画は「悪人」
新聞の夕刊に連載されているときは、朝刊が桐野さんの「メタボラ」で、
夕刊が吉田修一さんの「悪人」で束芋さんの強烈な挿絵が印象的だった。
夢中で読んだ「悪人」すごくいい映画になっていた。
もう一度原作を読みたくなった。

今日は休み。明日は仕事。明後日から一泊だけの小さな旅へ。
渓谷。それって海よりも山よりも気持ちに寄り添うときがある。

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