羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

この話をしなければ・・。

2005年06月19日 | Weblog
どんな恋でも、たいていは過ぎ去ったあとに懐かしく思い出す瞬間、
というものがあるような気がするのですが・・・。
これから書こうとしている話には、残念なことにそれが殆どありません。

だからと言って、後悔をしている訳じゃない。
わたしはそのひとと出会い、時を過ごすことによって、
かつてないくらいいろんなことを考えました。本も読みました。
漠然と流れ行く日常の中で立ち止まり、考えること、『気付き』ということ、
そして相手の話を理解しようとし、自分の考えたことを繰り返し問い直すこと。

すべては、彼との出会いによってもたらされたものでした。
そういった意味では、とても感謝しています。
いつもいつも口論をしていたような二人でした。
けれどそれは無意味ではなかったと、思うのです。
わたしが、彼に追いつけなかっただけだと、今なら分るのです。

今から5年くらい前のこと、黒いアタッシュケースを手にした優しかった人と別れて、
わたしは漠然とした寂しい日々を送っていました。
今まで見るだけだった携帯のサイトに初めて投稿してみたりしました。
驚くような数のメールが舞い込んできて、とても誰かを選んだりは出来なくて・・・。
でも懲りずに今度は、詩的な変わった雰囲気の文を投稿してみました。
そこに返信をくれたのが、彼でした。

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