羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

明日は『頭痛外来』へ行きます

2005年05月19日 | Weblog
結婚生活の最初の躓きが、
わたしの発熱による新婚旅行の中止だったように、
『病気』はその後も微妙に、けれど確実に、
ふたりの生活に影響を与え続けました。

「いつでも笑顔の優しい妻」でいて欲しい夫は、
わたしが疲れたりひどい頭痛になったりすると、
必ず不機嫌になりました。

「頭が痛いの?」とわたしに聞く段階で既に、
機嫌が悪くなっているのが分り
わたしは夫に隠れて鎮痛剤を服用していました。

まるで身体の弱い女性は『妻失格』であるかのようです。
「健康な人たちの家庭環境で育った人間は、
病弱なひとを思いやることができるのかしら」
結婚するときのわたしの母の懸念は的中していました。

わたしの母も頭痛や癌と闘ってきた女性なので、
娘であるわたしの身体をいつも心配していました。

けれど、強がったり、夫に気を遣ったりしながら
『頭痛は甘えや怠け病』というとんでもない説にも
怯えつつ、わたしは鎮痛剤を一時も手放せなくなり、
ついには市販薬では効かなくなってしまいました。