何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

頭のそうじ 心のそうじ

2010-05-30 23:49:17 | Book Reviews
人生をキレイにする 頭のそうじ 心のそうじ 鍵山秀三郎・著、サンマーク出版、2007年11月5日

p.59・61 たとえば子供がテレビを見ていて、何か手伝いやおつかいを頼まれたりしたときなどに「なんで?」といいます。これは「やりたくない」という意味です。
 ぜひ「なんで?」を封印してください。「なんで?」という否定の言葉を吐くたびに、人生がつまらなくなるのですから。

p.77 なぜ下品かというと、中身がないからです。中身がないのに、外だけ飾ろうとするからです。根っこがなくて、葉ばかり茂らせた根なし草のようです。

p.93-4 人間はなんにもならないことをやったときにのみ、実は大きく成長するものです。何かの約束や保証のあることをやって成長することは、絶対にないと私は確信しています。

p.101 人間は、何かを比較するぐらい不幸なことはありません。もし不幸になりたいのならば、人と何かをくらべたらいいのです。すぐに不幸になれます。

p.154 入社試験は難しいかもしれませんが、大企業の社員になったというだけで、自分を上流の人間だと思うのは、貧しい人間である証拠です。

p.165 過剰な宣伝に踊らされて、つまらないことにお金を消費して、そこに虚栄の喜びや満足を感じるのですが、実は中身は何もないのです。

p.169 日本の一部の企業が史上空前の利益を上げているといって、日銀はじめ一部の人がはしゃいでいますが、それは機関車だけが突っ走っているのと同じなのです。世の中にはなんの役に立っていません。たとえスピードは遅くても、機関車に負荷がかかっても、二十輌でも三十輌でも引っぱって、社会のために、モノも、人も、弱者も含めて、世の中全体を牽引していくことが大事なのです。

p.183 人間は誰でも利己心があります。利己心、自己心のない人はいません。お釈迦様でさえ、あると自分でいっています。ただ、戦前の日本人についていうなら、たとえば、みっともないことはしない、卑しいことはしない、浅ましいことはしない、はしたないことはしない、人様に顔向けのできないようなことはしない、お天道様に顔向けができないことはしない、といったもので厚く利己心を包み込んでいました。

p.195 会社は社会のものともいいますが、その前提として、まずは社員優先の考え方が、そこにあるべきだと思います。それを経営者や株主のものだと考えるから、社会とは隔絶された世界を歩くようになるのです。

p.203 自分がつらいとき、苦しいとき、悲しいときほど、人に親切にする・・・・・そうすれば、不思議と自分の苦しみも和らぐのです。
 自分に余裕のないときほど、人に親切にすれば、これが最良の確実なストレス解消法になります。

p.215 きちんとした性格を育てれば、まわりを思いやれる人間に育ち、いい人生を歩めます。人生を真に切り開き、充実したものにするのは、成績ではなく性格なのです。

p.219 いまはなんでも効率主義で、早ければ雑でもいいという考えがはびこっています。しかし、ものごとは雑にやると、かえって遅くなるのです。もちろんミスも起こりやすくなります。

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