何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

【ジェネリック】 少しずつ使用動向に変化が見られる

2010-05-17 22:33:02 | ジェネリック de リ・スタート!
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┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃  -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
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┃       2010.4.18  Sun.   通巻55号
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が適切に使用
されることを目的として、話題を提供しています。

◆ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
◆ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
◆ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。

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☆ 少しずつですが、ジェネリックを使用する人が増えているようです!
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 新年度に入り、少しずつではありますが、ジェネリックを使用する傾向
が見られています。

 例えば、お薬手帳を拝見していると、これまで他の薬局でもらっていた
お薬について、変化が見られます。
 名前は違っていても、成分は同じ・・・、ジェネリックが使われるように
なりました。一歩前進しています。

 またそのように感じているのは、医者も同様です。
 薬局からジェネリックに変更した旨の連絡をもらう機会が増えたようだ、
という医者もいます。
 
 全体として、微増傾向にあるような気配がうかがえます。

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 ただし、その証しといっていいのか、反動といっていいのかわかりませんが、
せっかくジェネリックを使用し始めたにもかかわらず、元の先発品に戻しても
いいかと、申し出てくるケースも以前より見られるような気がする・・・、
という薬局もあります。

 そのような申告をされるかたは、ある一定の割合でいますので、
ここに来てジェネリックの使用促進が改めて動きつつある様子を反映している
ように思われます。

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 先発品に戻す理由を聞いてみると、その大半が変えてはみたものの、
気持ちのうえでやはり今まで通りでないことに不安を感じているケースが
多いようです。
 これといって、何らかの問題があったわけではなくてもです。
 
 患者さんにしてみれば、ちょっとした症状でも気になるのでしょうが、
薬局から見ると、その症状の原因がとてもジェネリックにあるとは思えない
ようなケースが大半です。そのようなケースについては、これまでも
本メルマガで多々、ご紹介してきた通りです。

 
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☆ 先発品に戻すケースが、徐々に減っている薬局もあります!
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 ジェネリック使用促進の取り組みは、昨今、始まったわけではありません。

 当初は、ジェネリックとはどういうものかについて説明を必要とする機会が
多く、パンフレット等を活用しながらも、少なからずその時間が必要でした。

 最近は、ジェネリックについて説明が求められるケースはめっきり減った
ように思われます。
 この4年間で、基本的なことの理解はだいぶ浸透してきたようです。

 しかし、何よりも浸透したのは、ジェネリックを飲んでもさほど問題は
見られないようだ、という認識ではないかと思います。
 
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 最初は説明を受けて、理屈ではわかっても、本当に大丈夫なのか、
“おっかなびっくり”だった人が多かったのではないでしょうか。

 レストランなら、評判を聞いてかけつけて、自身で評価を下すことが
できます。しかし、薬の場合、そうはいきません。いくら“お試し調剤”が
できるといってもです。自身の病状や健康問題と引き換えなのですから。

 で、薬の場合、どうしたかというと、他人が服用した経験談をたくさん
聞いてみたことで、印象がわかってきたのだと思います。

 問題ないという声もあれば、効きが悪いとか、ヘンな感じがしたとか、
さまざまな感想が、少しずつ集まっていったのでしょう。

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 そして4年の年月を経て、賛否両論あるものの、総和として、それほど
問題がないのではないか、という印象が少しずつ定着してきたのでは
ないでしょうか。

 100%の信頼というわけではないが、かなりの確率で大丈夫そうだ・・・、
もし何か気になったら戻せばいいし・・・、結局は試してみなければわからない、
多くの人たちがそのように思い始めるまでに、これまでの時間を要したの
ではないかと思います。

 だから、これまで紆余曲折ありながらも、ジェネリックの使用促進に地道に
取り組み、ジェネリック支持者を得てきた薬局では、以前に比べて先発品に
戻すケースがめっきり減った印象があるといいます。

 新薬が毎年上市されてくるように、ジェネリックについても毎年、これまで
ジェネリックが販売されていなかった新薬に対して、徐々にジェネリックが
市販されます。今年も来月、登場します。

 ジェネリック全体のイメージとして問題がないという認識が定着することで、
ジェネリックはより一層、国民に浸透していくように思われます。

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 みなさんはどのようにお感じでしょうか。

 ジェネリックにまつわるエピソードやこれらについて、是非お知らせください。
 また取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています! それではまた次回! (^^)/

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☆☆☆【みたキタ企画よりお知らせ】

 みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。

●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)

 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

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☆☆☆ メールマガジン 【ジェネリック de リ・スタート!】

■発行 : みたキタ企画
■発行人: suke
■ご感想やご質問等の宛先 --> tamsuke@gmail.com
 (@は小文字の「@」に変えてお送りください)
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人とお金に好かれる「貯徳」体質になる!

2010-05-17 21:41:30 | Book Reviews
『人とお金に好かれる「貯徳」体質になる! どんな時代でも成功し続けるための黄金ルール56 竹田和平・著、講談社、2009年5月14日

p.19-20 そういう自分の根本を大切にしないと、仕事で成功できないし、運も向いてこない。もちろん、お金だってやってこないんです。
 実際、私がこれまで会った大成功した創業者たちは、発展願望の強い人がほとんどでしたね。お金儲けそのものを願うのではなく、根本にある使命感に目覚め、それを発展させるために儲けたいと考えているんです。

p.37 私は「仕事の本質とは何か」と聞かれたら、「与えること」と答えます。

p.42 お金は「ありがとう」がかたちになったものであり、思いのエネルギーがかたちになったものなんですから、好きになっていいし、どんどん儲けていいんです。

p.49 でも、自分のお金儲けだけを目的にした投資は、必ず失敗します。「お金がほしい」とだけ言っていても儲からないのといっしょですね。

p.51 実は、みなさんがお金持ちになるために絶対に避けなければならないのは、「一時の大損」ではありません。何か一番かというと、「コツコツの赤字」なんです。

p.53-4 そもそも危機という言葉は、「危険」と「機会」っていう意味です。機会とはチャンスのことですから、危機の裏側にはチャンスがあると思って間違いないんです。
 みんなが危機だ危機だと恐れ慌てているときに、「いや、ちょっと待てよ」と立ち止まって冷静に考えなおしてみるんです。ひょっとしたら「今の考え方、やり方を変えろ」という変化の合図なのかもしれない。

p.82 でも、心が豊かな時代は違います。誰かが幸せになったせいで、誰かが不幸になることはなく、むしろ、全体の幸福を押し上げていけるのです。なぜなら、そこでは相対的でない、絶対的な幸福を得ることが可能だからです。みんなが幸福になることだってできるんです。

p.127 私は基本的に「投資は貯徳である」と考えています。人を喜ばせるためにいい製品を作る、いいサービスを作るという事業に投資するからです。投資は応援なんですね。小さい商売の場合は、経営と資本は分離していないから、オーナーはお客さまのために投資するんです。自分のためにというのもあるんだけれど、やっぱり、世のため人のためでやらないと、結局資本の回収ができないから発展できません。
 事業が世のため人のためになると、利益が返ってきて再投資がどんどんできるようになります。

p.135 ビジネスで結果を出すことばかりを考えると、封建的な組織作りをしたくなるというか、型にはめたくなる。でも、竹田さんの経営は、手下を求めるような経営ではなくて、人を生かしながら、すべてを生かしていくものですよね。

p.149 うまくいかせたいことがあったら、そのこと自体に必死になるのではなくて、ほかのところで運気を上げる。

p.150 マイナスもプラスも、それを考えた分だけ同じことがやってきますよね。マイナスのほうが恐れの気持ちが強いから、ついマイナスの創造力ばかり使っている気がしますが、プラスのことだけ考えれば、実現力は同じですよね。

p.159 「あなたがいると華やかだね」と言われるような人間になる。そうすると、そのことを好む人が集まってきちゃう。自然にその輪が広がっていく。

p.163 目の前の人を喜ばせることによって、ほんのちょっといい方向に向かう。

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